少々磯臭さが気になるが、透明感のある白身が美しいタカノハダイ
【おいしさ度】★★★☆☆
タカノハダイは身は質の良い白身だが、独特の磯臭さが気になることもあり、あまり食用にされないことも多い。雑食性で海藻類も食べるため、海藻が切れて腐る夏場はどうしても身が磯臭くなりやすいが、釣れるエリアによって、あるいは冬場のタカノハダイは磯臭さとは無縁で、おいしく食べることができる。
釣れたタカノハダイは、スカリで活かしておくより、すぐに活き締めして内臓を傷つけないように取り去り、クーラーボックスで保冷して持ち帰るとよい。上手に活き締めできていれば、その意外なおいしさに驚かされる。
刺身や洗いのほか、煮付けや唐揚げ、ムニエル、塩焼きなどもお勧め。鍋物や味噌汁にしてもいいダシが出る。
背ビレは棘が鋭いので、さばくときには注意しよう。
【オーブングリル】
きちんと活き締めして内臓を除いていただけば、さっぱりとした白身でおいしい。塩コショウと好みのハーブを両面に振り、にんじんとカボチャと共にグリル用の天板に並べてオリーブ油を回しかけてからオーブンで焼き上げる。
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