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アマダイ【甘鯛・尼鯛】釣魚料理編

上品な甘みの白身のアマダイ。食通の魯山人も絶賛するおいしさ!

【おいしさ度】★★★★★

上品な甘さがあり、食通の魯山人も絶賛した大変おいしい魚。
水分が多く軟らかい身質なので、三枚におろしたら薄く塩を振って1時間ほど寝かせ、水で洗い流してから料理すると、余分な水分が取れてウマミが増す。
淡泊な白身で、刺身や昆布締め、焼き物、干物、蒸し物、椀種、ホイル焼き、西京焼き、唐揚げ、鍋物など料理用途は幅広い。
ウロコも食べられるので、ウロコを落とさずに焼く「鱗焼き」という調理法もある。淡白な白身なので、ほかに
旬は11月〜翌年4月頃までとされているが、地方によっては、ほかの季節でもおいしくいただける。

【昆布締め】

刺身でも良いが、前述のとおり軟らかい身質なので、昆布で締めると身が締まり、ウマミが増してますますおいしい。
三枚におろした身を日本酒をふるいかけて軟らかくした昆布に包んで、ひと晩置く。先にそぎ切りにしてから昆布に並べて締めてもよい。

【ホイル焼き】

おろして食べやすいサイズに切ったアマダイに塩コショウをし、しばらく置く。
アルミホイルにバターを塗り、玉ネギ、キノコ類などの野菜を敷き、アマダイをのせて、白ワインか日本酒をかける。ホイルを閉じてオーブントースターや魚焼きグリルで15分ほど焼く。写真のようにローズマリーなどのハーブを添えても良い香り。

【唐揚げ】

おろして食べやすい大きさに切ったアマダイに塩コショウで下味をつけ、片栗粉を振ってあげる。好みで醤油味やハーブ、ガーリック、カレー粉などのアレンジをしてもよい。

【粕漬け】

あっさりとした白身なので、西京焼き(味噌漬け)や粕漬けもよく合う。
粕漬けの場合は、酒粕を適量のみりんでのばした漬け床を作っておき、切り身にして塩をふりしばらく置いたアマダイの身を2日間ほど漬ける(ずっと漬けておくと身がしまりすぎて酒粕の風味が強くなるので、適宜取り出す)。
食べる時は粕をぬぐい(軽く洗っても)、焦げないように弱〜中火のグリルで焼いていただく。

【アラ煮】

アマダイは頭が大きいので、アラも煮付けにするなどしていただきたい。頭はふたつに割り、さっと熱湯をかけてウロコや血合いの残りなどを洗い流してから煮付けると、仕上がりがきれいで臭みなどが残らない。

【頭の塩焼き】

アラ煮と同様、頭活用のレシピ。ふたつに割って血合いなどをのぞいて、塩を振ってしばらく置いた後、グリルなどで焼きあげる。ドライハーブやオリーブ油を振って焼けば、香草焼き風になる。

 

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プロフィール

生まれ故郷近くを流れる利根川・手賀沼にはじまり、国内外の海・川・湖・沼・池・・・と、ホソのマブナから南海のジャイアント・トレバリーまでを釣り歩く「さすらいの五目釣り師」。また、生来の手作り好きが高じて、20代はログビルダー、塩作りなどの職も経験。
出版社で雑誌編集に携わった後、独立。それを機に家族とともに房総の漁師町へ移住する。釣りの楽しさ、DIY・田舎暮らし&自給自足、アウトドア、料理、保存食などの世界を紹介するライターおよび編集者。詳しくはこちらへ。

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