沖縄特有のコウイカ、コブシメ。肉厚で甘みのある食味!
【おいしさ度】★★★★☆
コブシメはとくに南西諸島で多く水揚げされ、沖縄では郷土料理の「墨汁」をはじめ、さまざまな料理にされる。
「とぅんだーぶん(東道盆)」と呼ばれる琉球王国の宮廷料理では、コブシメの身の表面を赤く染めて飾り切りした「花イカ」という料理にも使われている。また、総菜店では、衣に味のついた沖縄風の天ぷらにされているのもよく見かける。
スミイカ、シリヤケイカ、カミナリイカなどほかのコウイカ類同様、ねっとりと肉厚で、柔らかく甘みのある持ち味が特徴。年間を通じておいしくいただけ、皮もむきやすく、ほかのイカ類に比べて煮ても硬くなりにくい。また、冷凍すると甘みが増すとされる。
新鮮なものは刺身が美味。スミイカ同様に寿司ネタ、天ぷら、フライ、焼き物なども定番。豊富な墨を利用したパスタや墨づくりの塩辛なども絶品だ。
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