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クエ【九絵・垢穢】釣りの仕掛け編

底釣りの対象魚としては最大級。キャッチまでの道のりは長い!?

【釣りやすさ】★☆☆☆
【釣り場とシーズン】

クエは、釣り人の間ではイシダイ以上に幻の魚といわれ、10年通っても1本もキャッチすることができないといわれているほどである。
秋~冬にかけてがシーズンだが、ほぼ周年狙うことができ、磯釣りのほか、船からの泳がせ釣りやジギングでも狙うことができる。ハリ掛かりしたあと、比類のないほど強烈な引きをみせるため、大物釣りのターゲットとしての人気が高い。
潮通しのよい岩礁地帯の根回りなどに居着く魚なので、潮がぶつかり合う荒々しい磯よりも、湾状のよどみやオーバーハングしたような場所が狙い目。

 


釣り場は潮通しのよい磯が主な釣り場。昼間でも釣れるが夕方から夜にかけてが狙い目だ

【磯釣り】

使用する竿は、長過ぎると魚に振り回されてしまうし、逆に短いと磯ぎわでのやりとりが不利になる。加えて強靭な反発力、ピトンへのセッティングが可能な形状の石突き、頑丈な造りのリールシートなどが不可欠だ。仕掛けは捨てオモリ式の底物仕様とし、付けエサは活きたムロアジを背掛けなどで使う。

磯釣りでは、コマセが重要だ。ポイントに入ったら、カツオのワタ、冷凍サバやカタクチイワシのブツ切りなどを真っ先に撒く。ウツボなどにエサを取られることも多いので、15~20分おきに巻き上げて付けエサをチェックし、根気よくアタリを待とう。竿が力強く引き込まれたら、全力で竿を起こしリーリングをする。

【沖釣り】

磯釣りは危険が伴うためにある程度の経験が必要だが、船釣りなら初心者でもチャレンジできる。クエを専門に狙う船宿はないため、大物狙いの遠征便に乗船するのが一般的だ。

図の左は遊動式、右は胴付き仕掛けの例。竿は、やや先調子でエサの食い込みがよく、テンションを竿全体で受け止めてくれるものが理想だ。エサは、サバやソウダガツオの死にエサの1尾掛けか、ムロアジ、アカイカの活きエサがよい。
手持ちで狙うベテランもいるが、そのパワーゆえ、置き竿のウィンチスタイルで狙うのが一般的。オモリが着底したらすぐに底ダチを切ることが大切だ。狙う場所が荒い岩礁帯なので、のんびりしていると根掛かりしてしまう。タナは底から3~5mが目安だ。

エサのムロアジが暴れる前アタリがあるが、ここで焦ってアワセてはいけない。しっかりと食い込ませ、ロッドが絞り込まれるまで待つのが鉄則。必要以上にドラグを緩めて走らせると、根ズレでハリスを切られてしまうので注意したい。ハリ掛かりと同時に全力で根から引き離し、一度浮かせてしまえばひと安心だ。

【ルアー釣り】

ジギングの場合、使用するタックルは5~6フィートの軽めのジギングロッドに、大型のスピニング、またはベイトリールの組み合わせ。ラインは平均でPE5号、場合によってはPE6号を使用を最低でも400m巻いておく。ジグのフックはアシストフックのみがお勧めだ。通常より大きめの軸が太いフックがよい。

ジグを海底まで沈めたら、アクションを加えつつ海底から30mくらいまで上げてくる。海底付近でヒットするときもあれば、ある程度巻き上げてからヒットする場合もある。どのタナでヒットするか分からないので、探りながらヒットを誘おう。

クエは、ヒットした瞬間、想像を絶する強烈な瞬発力を発揮して底の岩場に突っ込むので、そのダッシュを止められるかで勝負が決まる。底に潜られれば、根にラインが擦れて切られてしまうので油断大敵だ。


 

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プロフィール

生まれ故郷近くを流れる利根川・手賀沼にはじまり、国内外の海・川・湖・沼・池を釣り歩く「さすらいの五目釣り師」。これまで釣った魚は350種以上。また、生来の手作り好きが高じて、20代はログビルダー、塩作りなどの職も経験。
釣りの楽しさ、DIY・田舎暮らし&自給自足、アウトドア、料理、保存食などの世界を紹介するライターおよび編集者として独立。自著執筆のほか、多くの雑誌・書籍の編集に携わる。TVCFなどのフィッシングアドバイザー、DIYアドバイザーも務める。
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