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クロカジキ【黒梶木】釣りの仕掛け編

カジキのトローリングは、最高峰のスポーツフィッシングと名高い

【釣りやすさ】★☆☆☆
【釣り場とシーズン】


クロカジキは沿岸にはあまり接岸せず、主に外洋表層を単独、または小規模な群れを形成して遊泳しているため、トローリングで狙うのが一般的だ。潜水艦のような堂々たる魚体。鼻先に長く鋭い剣をかざすその精悍な風貌。右へ左へと走り、潜り、跳ね、豪快なテイルウォークと、変幻自在の華麗なファイトを展開するカジキのトローリングは、最高峰のスポーツフィッシングといわれており、愛好家も多い。
カジキというと海外でしか釣ることができないと思われていた時代があるが、日本近海は世界有数のカジキの漁場で、海外のアングラーも日本の黒潮の海を憧れているほどである。初夏~初秋にかけて、沿岸からわずか2~3マイル(約3.7〜5.6㎞)の距離で、クロカジキをはじめとしたさまざまなカジキの仲間と出会うことができる。静岡県・下田沖で行われる「ジャパン・ビルフィッシュ・トーナメント(通称=JIBT)」は、国内最大のビルフィッシュ・トーナメントで、毎年300名を越すトローリングファンが参加する。
クロカジキの回遊は、年々変化する黒潮の流れに大きく影響されるため、回遊ルートや時期にも乱れが生じるが、一般的には、水温が22度以上になる5月頃からシーズンを迎える。ベストシーズンは、梅雨が明けて海が穏やかになる7月以降。沖縄では通年、八丈島沖では水温が大幅に下がらない限り11月頃までカジキトローリングを楽しむことができる。


基本的には外洋を回遊している魚なので、船からトローリングで狙うのが一般的。

【トローリング】

トローリングには、ルアーを使ったルアートローリングと、活きエサを使ったライブベイトトローリングの2種類あるが、国内でカジキトローリングといえばルアートローリングが一般的だ。
ロッドは、IGFA規格では30、50、80、130ポンドの4つの強度クラスに、タックルと部門を分けている。ライトタックル人気が高まっているが、50、80ポンドクラスが一般的だ。とくに記録を狙うという目標がないのであれば、少ないカジキとの出会いを確実にものにするためにも80ポンドを選びたい。図は、基本となる80ポンドクラスの仕掛けである。ルアーは4~5丁引きが標準。ライブベイトトローリングの場合は、フックにサークルフックの11/0前後を使用する。
実際の釣りでは、海図、GPS、魚探、水温計など、さまざまな装備を駆使して魚を探す。ヒットしたら、アングラーとキャプテンは互いにコミュニケーションを取りながら、カジキとの距離を詰める。カジキがボートに近づき、ダブルラインが水面から出てきたら、リーダーマンはリーダーを取り、カジキを引き寄せる。ギャフマン(またはタグマン)は、カジキの動きに注意しながら適切なポジションを確保し、ランディングおよびタグ&リリースに備えよう。
一方のライブベイトトローリングは、カジキが棲息しており、かつ、カツオやキメジなどのライブベイトの確保が確実にできる海域に限定されるため、沖縄地方でのみ可能な釣法であるが、カジキのヒット率は高い。
ダウンリガーを使って深い層を探れば、ヒット率は一段とアップする。ライブベイトを沈める深度は、10~20mほど。トローリングスピードは2~3ノットが目安だ。アタリがあったら十分ラインを送り込み、5~10秒ほど食い込ませたところで船を走らせフックアップさせる。ライブべイトがない場合は、死んだベイトの口を縫い付けて、リーダーとラインの間に潜行オモリを入れて曳く方法もある。


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プロフィール

生まれ故郷近くを流れる利根川・手賀沼にはじまり、国内外の海・川・湖・沼・池・・・と、ホソのマブナから南海のジャイアント・トレバリーまでを釣り歩く「さすらいの五目釣り師」。また、生来の手作り好きが高じて、20代はログビルダー、塩作りなどの職も経験。
出版社で雑誌編集に携わった後、独立。それを機に家族とともに房総の漁師町へ移住する。釣りの楽しさ、DIY・田舎暮らし&自給自足、アウトドア、料理、保存食などの世界を紹介するライターおよび編集者。詳しくはこちらへ。




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