食味の良さには定評。沖釣りで狙うのが一般的!
【釣りやすさ】★★☆☆☆
【釣り場とシーズン】
30㎝未満の小型は沿岸に近い水深150~200m、60㎝未満の中型は水深200~300mくらいの場所がポイントとなるため、沖釣りで狙うのが一般的だ。ムツ釣りが盛んな関東では、東京湾口の浦賀水道、南房、東伊豆、南伊豆、伊豆七島などが好ポイントとして知られている。
ほぼ周年にわたって釣ることができるが、ベストシーズンは9~3月。地域や季節によって、深海~中深海と狙うタナが変わること、また、船宿によってはオリジナルの仕掛けを使用するところもあるので、タックルや仕掛けについては事前に確認することをお勧めする。
体長20㎝前後の幼魚は、堤防や小磯などからルアーやサビキ仕掛けなどで釣ることができる。
関東ではムツ釣りが盛んで、東京湾口、伊豆などが好ポイントとされる
【深海釣り】
図は、中型サイズまでを想定した仕様。リールはPE6号が300~400m巻ける小~中型両軸、または小型電動リールでカバーできる場合もあるが、300m以深を狙う場合はPE8号が600m以上巻ける深場専用の中型電動リールが必須だ。
付けエサは、サバの短冊の場合はハリ先にチョン掛けする。冷凍シコイワシの場合はアゴ掛けにするとトラブルが少ないが、誘いの動きを活かすなら目抜き掛けもお勧めだ。
仕掛けの着底後、しっかりとタナ取りをしてからアタリを待つ。ムツは上から落ちてくるエサに反応しやすいので、適宜、誘い落としの動きを演出してやると効果的。
【ルアー釣り】
ムツの幼魚が岸寄りに群れてくるのが、晩夏〜秋。この群れを狙って楽しむのが、ルアーのライトゲームだ。
タックルやルアーは、アジ用やメバル用を流用できる。ルアーはワーム+ジグヘットのほか、小型のメタルジグやミノーにも食ってくる。ジグヘッドは1〜2gのアジ用を使用すればよい。
釣り方は、ムツが回遊してくる根まわりやブロックのきわ、船道のカケアガリなどにルアーをキャストして、切れのいいトゥイッチングで誘ってくるのが基本。魚の活性に応じて、タナを刻みながら探っていくのがコツだ。
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