エサ釣り、ルアー、フライどれも人気の渓流の女王
【釣りやすさ】★★★☆☆
【釣り場とシーズン】
釣り対象の淡水魚のなかでも人気はトップクラス。釣り方もさまざまなバリエーションがある。イワナよりもさらに警戒心が強いので、ポイントへ近づく際も、釣りの最中もできるだけ静かに行動したい。
釣り期は、おおむね3月(場所によっては2月)から9月末までのことが多く、それ以外は禁漁になっているところが多い。河川ごとに遊漁規則やポイントによって解禁期間が違うこともあるので、釣行の際にはあらかじめ行く先の情報を調べたり、現地の入漁券販売所などの指示に従って釣行しよう。
山奥の渓流域にも棲息するが、開けた里川や清流エリアでの釣りが人気。
【ミャク釣り】
渓流のヤマメは、シンプルなミャク釣りがお勧め。地形や水流が複雑でも、オモリの重さや位置を調整して、エサの流れをコントロールできる。竿は渓流竿を使用、川の規模にあわせて5〜6m前後のものを使い分ける。仕掛けは基本ミチイト1本通しで、途中にアタリをとるための目印を結び、オモリをセットする。エサはヒラタなど川虫が万能で、濁りが入った時はミミズも有効。
岩陰や流れの落ち込みなどに仕掛けを投入し、エサが自然に漂うように流す。目印が不自然な動きをしたら、アワセを入れて抜きあげる。
ダイワ DAIWA リバティクラブ 万能小継 Q 硬調 62Q【竿 ロッド ROD 渓流小継竿 アマゴ ヤマメ イワナ 川 魚 釣り フィッシング】 価格:8,681円 |
【ゼロ釣法】
渓流釣りの名手・伊藤稔氏が提唱した「ゼロ釣法」は、0.1号前後の極細ラインを使うことで、ナチュラルドリフトを実現し、スレたヤマメでも釣ることができる究極の釣法だ。竿はできれば専用の軟調なものを用意し、水中イトはナイロンかフロロの0.08〜0.1号が基本。ハリは軽量で吸い込みが良い専用のハリがベスト。細いラインを使っているため、各部の結びはしっかりと行い、釣りの最中にもラインのチェックをマメに行うことが大切だ。
ダイワ(Daiwa) エキスパートゼロ S01-70M・Y / 渓流竿 渓流釣り ゼロ釣法 【6/30迄 キャッシュレス5%還元対象】 価格:38,115円 |
【本流釣り】
本流の大型ヤマメを狙う釣り方。竿は8〜9mの本流竿を使用。ミチイトはミャク釣りと同様、竿からハリまで1本のミチイトを使う。0.5〜0.8号が基本だが、1号以上を使う人もいる。天井部分にはヨリを入れる。付けエサはアピールしやすいキジやドバミミズ、クロカワムシなど。
大型ほど底層に定位していることが多いので、エサが底層を自然に流れるように操作し、ヤマメが潜んでいそうなポイントでは誘いをかけるのも手だ。
ダイワ(Daiwa) エキスパート本流 P-3 90M・R / 渓流竿 本流竿 ヤマメ アマゴ サツキマス 【6/30迄 キャッシュレス5%還元対象】 価格:42,350円 |
【ルアー釣り】
ヤマメはルアーのターゲットとしても人気。渓流なら渓流用5〜6フィートのトラウトロッド、本流なら6〜8フィートのルアーロッドを使用。ラインは3ポンドを基本に、本流では4〜6ポンドを使用しても良い。ルアーは、スプーン、スピナー、ミノーなどを使用する。
堰堤下や瀬の落ち込みなどを狙ってキャストし、基本はスローのタダ巻きでリトリーブ。活性によってはミノーをトゥイッチングさせるなど、誘いが有効なこともある。
【フライ釣り】
ヤマメが水面を流れる羽虫などを捕食している時は、フライフィッシングが有利。タックルは2〜4番程度のロッドと、フローティングラインの組み合わせが基本。フライはニンフ、ウエットのほか、夏場には手テレストリアルパターンも有効。
ナチュラルドリフトで流すのが基本で、瀬や落ち込みといった定番ポイントのほか、水深が浅いチャラ瀬なども穴場。ヤマメが飛びついてきたら確実にアワセていこう。
【テンカラ釣り】
毛バリを使った日本の伝統釣法。専用の竿とラインに、毛バリをセットしたリーダーを結節する。毛バリはキジの剣羽根を使ったものが有名だが、最近ではさまざまな毛バリが市販されている。
軽量の毛バリをキャストするのはある程度練習が必要だが、テンカラ竿は独特な張りとしなりがあり、専用のラインも自重があるので、その重さを利用して毛バリを飛ばす。
ダイワ(Daiwa) テンカラ毛針セット スタンダード夏 【6/30迄 キャッシュレス5%還元対象】 価格:1,408円 |
↓こちらもあわせてどうぞ