全国各地で根強い人気のコイ釣り。狙い方も様々。
【釣りやすさ】★★★★☆
【釣り場とシーズン】
かつてはコイ釣りは同じ釣り場に何日も通い詰めないと大物は釣れないとされていたが、近年ではコイの魚影が増えたことや、釣りのテクニックやエサの進歩によって、比較的簡単に釣れるようになっている。
棲息域が広く、一年中狙えることから、いろいろなレパートリーがある。
写真は茨城県の北浦。コイは流れの緩やかな水域を好み、水域が広いほどエサが豊富で成長も早いようだ
日本では指折りの大河である利根川も、コイ釣りの人気フィールド
【ウキ釣り】
ウキ釣りにもいろいろなレパートリーがあり、代表的なのはヘラブナ釣り同様のノベ竿を使った方法。ウキをはじめとした仕掛けやエサもヘラブナ用を流用できる。ただし、コイは底層のエサを捕食する蛍光が強いため、水底までもつ粘りの強い練りエサやキヂなどを使うことがポイント。
ダイワ 波紋J 超硬 18 / 鯉竿 (O01) (D01) 価格:14,400円 |
【遊動ウキ釣り】
大型のコイを狙う場合は、リール竿を使うといいだろう。リールはラインに巻きグセのつきにくい両軸タイプがベター。ウキは大型のヘラウキのほか、海用のチヌウキを流用している人も多い。エサは市販の配合エサが手っ取り早く、よく釣れる。
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【投げ釣り】
投げ釣りもコイの釣法のスタンダードのひとつ。小〜中型狙いでは、4m前後の投げ竿と中型スピニングリールの組み合わせが基本。仕掛けは数本のハリを使った吸い込み仕掛けも人気だが、シンプルな2本バリのほうがトラブルは少ない。
食わせエサはコーンや干しイモなどに市販のダンゴエサを併用する。
【大物用仕掛け】
メーター級を狙うなら、専用竿と大型両軸リールの強靱なタックルで挑んでみたい。付けエサはコーンや干しイモ、タニシなど。寄せエサ用のダンゴも市販のコイ用配合エサで作り、ハリスにセットする。
価格:15,180円 |
【ボイリー釣り】
とくに近年実績が高い「ボイリー」と呼ばれるエサを使った釣り方。ヨーロッパ生まれの釣法だが日本のコイにも非常に有効だ。
ボイリーは専用の粉を練って、お湯でボイルして作ったエサで、各エサメーカーからさまざまな味や色のものが販売されている。ハリに直接かけるのではなく、「ヘアリグ」と呼ばれる専用仕掛けに、ニードルを利用して装着する。
【フライ釣り】
ターゲットが大型なだけにコイのフライフィッシングは、非常にエキサイティング。渓流で使うような3〜4番のタックルではちょっと心許ないので、6番のロッドとディスクドラグ仕様のリールがオススメ。
エサ釣りでは川底を狙うのが基本だが、フライの場合は流れ込みや合流点などの表層が狙い目。なので、ラインはフローティングが基本。フライはユスリカやブレッド、シュリンプ、ウィードなぢが定番。
静かにポイントへ近づき、フライをキャストしてナチュラルドリフトで流してやるのが基本だ。
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