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ブラウントラウト【茶鱒】生態編

【分類・分布】

ブラウントラウトは、サケ目サケ科たいタイセイヨウサケ属の魚で、北部ヨーロッパ原産。1883年に北アメリカへ移植された。日本への移植は、アメリカからブルックトラウトの卵を移入した際に混入していたのが最初といわれている。
現在では、日本各地の養魚場で養殖が行われ、管理釣り場などで放流されているほか、台風や大雨などによる養魚場からの脱走や遊漁目的の個人、または業者による放流により、一部の川で繁殖。在来種の駆逐や在来種との交雑などが懸念されている。

【形態】

ニジマスと似た体型をしているが、体色は違うので見分けがつかないことはない。ブラウントラウトは、背は緑がかった褐色で、腹は銀白色日回。体側には黒い斑点と赤い斑点が点在しており、赤い斑点は白っぽく縁取られている。黒い斑点は背に赤い斑点は体側にあるものが多いが、斑点の大きさや位置は個体差が大きい。
サイズは地域によって大きく異なり、日本で釣り上げられたものでJGFA(NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会)に記録されている最大サイズは、97.5cm・14.05kgという個体がいる。

【生態】

ブラウントラウトは、河川型・降湖型・降海型の3タイプがいる。降海型はシートラウトと称されることもある。河川型は流水域を棲息域とし、降湖型は、湖から川に遡上して産卵する(一部湖で産卵するものもいる)、降海型は海を回遊し、産卵時のみ河川に戻ってくるタイプで、体色も銀白色をしている。
基本的に15〜18℃程度を適温とする魚で、比較的冷たい酸素の豊富な水を好む。
幼魚は水棲・陸棲昆虫、甲殻類、小魚などを捕食。体長20cmほどに成長すると魚食性が強くなってくる。成長の度合いは、1年で10cm、2年で20cm、3年で25〜30cmほど。オスは1〜2年、メスは2〜3年で成熟し、寿命は5〜8年ほど。

【文化・歴史】
釣りの対象として人気が高いことから、釣り人有志が放流した地域も多く、北海道などでは、支笏湖、洞爺湖、屈斜路湖など、栃木県の中禅寺湖や神奈川県の芦ノ湖などではブラウントラウトを釣ることができる。
一方で日本生態学会が定めた「日本の侵略的外来種ワースト100」に指定されるなど、在来種を脅かす外来種として問題視されている。また、現在ではブラウントラウトの放流は禁止されている場所も多く、釣れた場所から他水系への放流は、慎むべきだ。

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プロフィール

生まれ故郷近くを流れる利根川・手賀沼にはじまり、国内外の海・川・湖・沼・池を釣り歩く「さすらいの五目釣り師」。これまで釣った魚は350種以上。また、生来の手作り好きが高じて、20代はログビルダー、塩作りなどの職も経験。
釣りの楽しさ、DIY・田舎暮らし&自給自足、アウトドア、料理、保存食などの世界を紹介するライターおよび編集者として独立。自著執筆のほか、多くの雑誌・書籍の編集に携わる。TVCFなどのフィッシングアドバイザー、DIYアドバイザーも務める。
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