このページの記事は、旧・房総爆釣通信に掲載していた釣行記を、再編集したものです。
釣り場、ショップ、船などデータが古いものもそのまま掲載していることをご了承ください。
最新の釣行記は、ブログ「房総爆釣日記」をご覧ください。
房総の清流でアユ釣りは……、フグの入れ食い!
釣行日 | 7月上旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県 相川 |
天候 | 曇り・気温28度 |
釣果 | アユ、ヨシノボリ |
釣り方 | 小物竿2.7m+ナイロン0.6号+エサアユ1号 |
エサ・ルアー | カニかまぼこ |
アユの魚影は、結構濃かったのだ! 考えてみたら、今年はまだまともにアユを釣っていない。
で、今日は息子と一緒にアユのエサ釣りにでかけることにした。
途中のスーパーで、寄せエサ用の「シラス」と付けエサ用の「カニかまぼこ」を入手。
現場に到着し、橋の上から川をチェックしてみると小型のアユがうじゃうじゃいる。
さっそく川に降りて釣り開始。
まずは、購入したシラスを手ですりつぶしてポイントに投げ入れ、アユの活性を上げていく。
付けエサには安売りしていたカニカマを使ったのだが、ちょっと軟らかくてハリ掛けがしにくい。
アユ用には、やっぱりオホーツクのカニカマがオススメか?
最初はアユの速攻食いに戸惑っていた息子だが、そのうちにアタリのパターンに慣れてきてコンスタントにアワセが利くようになってきた。
息子が釣り上げた小型のアユ。塩焼きには小さいものの、唐揚げにすると意外なおいしさにビックリなのだ
ところが、時間が経過するにつれて釣れるようになってきたのが、何とクサフグ。
海に近いといっても、こんな清流域でもフグが釣れるんですねぇ。
まあ、今日は久し振りに息子との釣りを満喫したのでオーライとしましょう。
やっぱり夏は、清流でのアユ釣りが爽快なのだ!
釣行日 | 7月中旬 |
実釣時間 | 4時間 |
場所 | 神奈川県・酒匂川、早川 |
天候 | 曇り・気温32度・大潮 |
釣果 | アユ12匹(13から18cm) |
釣り方 | 渓流竿7m+ナイロン0.3号+友釣りノーマル仕掛け |
エサ・ルアー | おとりアユ |
今季初の友釣りは、辛うじて“ツ抜け” 今回のアユのエサ釣りに続いて、今度はW氏と一緒に友釣りに出掛けることにした。
最初に向かった釣り場は、酒匂川。
今期は堅調とのウワサだったが、数ヶ所のポイントを回ってみるも、釣り人が多い割には、皆、あんまり釣れていない。
で、昼近くになってから、毎年確実に釣果の期待できる早川に移動することにした。
オトリ屋で釣況を聞いてみると、瀬狙いでまあまあ数が釣れているとのこと。
さっそく竿を出してみると、流芯にある大石のキワでオトリが暴れ回る。
無理矢理オトリを止めておくと、「ギューン!」と久し振りの野アユの感触。
強烈な引きを楽しみながら抜き上げると、追い星クッキリの18センチだった。
野アユが放つ、甘いスイカの匂いも久し振り。
清流を渡る風も最高に気持ちいい。やっぱり、夏はコレですね!
しかし、その後も大いに期待したものの、拾い釣りでポツポツと上がる程度で、結局8匹止まり。
W氏が帰った後もしつこく粘ってみたが、夕まづめの爆釣はならずに3匹追釣したのみ。
次回は、久慈川かな?
五目釣り師ファミリー、プチ川漁師になる。
釣行日 | 7月中旬 |
実釣時間 | 3時間 |
場所 | 千葉県 近所の川 |
天候 | 晴れ・気温36度 |
釣果 | アユ30匹(10~18センチ) |
釣り方 | 投網、バケツ、箱メガネ |
エサ・ルアー |
毎年恒例の“川遊び探検”に大満足! 連休の初日、海は満員御礼状態なので、昨年と同様に近所の清流に家族で出掛けてきた。
川通しに遡上しながら、川遊び&川探検に興じる作戦だ。
子供たちはもうすぐ夏休み。今年はアユの数も多いので、川遊びもしばらくは楽しめるかな?
こんなときには私も竿を持たず、替わりに“投網”を担いでいく。
投網に入ったアユは石の下に潜り込むが、これをうまく捕まえていくのが子供たちの役割。
ヘタをすると網の下をスルリと逃げられてしまうが、浅瀬に逃げ込んだ大型のアユをうまく捕まえられたときの気分は最高。
ときには大型のモクズガニや手長エビ、ギギなんかも捕れたりして、大人も興奮するスリリングな遊びなのだ。
で、この日は子供たちの奮戦によって30匹ほどのアユをゲットできた。
ずぶ濡れの子供たちの全身からは、アユ独特の甘いスイカの香りが漂ってくる。
息子いわく、「とうちゃん、毎日、これやろう!」
モクズガニをゲットだぜ~!
滝壷では、スライダーごっこも楽しめる
そして最後は、お約束のバーベキュー。冷えたビールが最高で~す!
ちなみに、投網の投げ方や野外料理の楽しみ方などは、こちらを参考に!
なお、河川で投網を打つ場合は、漁協の鑑札が必要になります。
房総の川で鮎の友釣りを満喫
釣行日 | 7月下旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県 某河川 |
天候 | 晴れ・気温32度・中潮 |
釣果 | アユ7匹 |
釣り方 | 投網、友釣り仕掛け |
エサ・ルアー | オトリアユ |
なぜか、久し振りの釣りなのだ! 本来、7月はいろいろな釣りで忙しいはずなのだが、今年は地元で催される祭りの役員をやっていたので全然出掛けられなかった……(哀)。
で、無事に祭りも終わった週末、例のごとくW氏を誘ってアユの友釣りに出掛けることにした。
しかし、房総の河川にはオトリ屋というものが存在しないため、自分でオトリを確保する必要がある。
エサ釣りかドブ釣りでオトリをキープする方法もあるのだが、夏になると鮎もなかなかエサや毛針には喰ってこないので、とりあえずウチの近所の小川で投網を打ってみることに。
鮎のいそうなポイントを物色していると、菅笠を被った老人がゴロタ場で釣りの真っ最中。
仕掛けとエサを見ると、どうやら手長エビを狙っている様子だ。
そして、さらに川を遡っていくと、堰堤の下に鮎の群れを発見!
水がきれいなら友釣りも十分に楽しめそうなのだが、生活排水が怒濤のように流れ込んでいたので、投網で4匹のオトリ鮎をキープして、そそくさと本命の河川へ移動。
移動した先の河川も友釣りでは無名の場所だが、流れの強い筋にオトリを放してやると一発目で「ガツガツ、ギューン!」。追い星クッキリの良型が、なかなかの引きを楽しませてくれた。
水深はメチャクチャ浅いので、落ち込みや岩盤の溝といった多少なりとも水深のあるスポットにオトリを入れたら、そこで我慢してオトリをピッタリと止めてやるのが、この川でのセオリー。
野鮎の姿が見えないポイントでも、流れの筋をうまく攻めることができれば必ず反応があるのだ。
しかし、この日はケラレとバラシが連発して、小1時間ほどで7匹止まり。
ハリが合っていなかったのかな……。
まあ、土用過ぎの大物狙いのために、今日はこれぐらいで勘弁してやるか!(笑)
東京湾でタチウオのベイジギング
釣行日 | 8月上旬 |
実釣時間 | 6時間 |
場所 | 千葉県 竹岡〜金谷沖 |
天候 | 晴れ・気温32度・中潮 |
釣果 | タチウオ爆釣! |
釣り方 | ジギングロッド6ft+PE0.6号+メタルジグ |
エサ・ルアー | メタルジグ、ペンシルベイト |
大型のマサバも絶好調です! 取材で、東京湾のタチウオジギングに村越正海さんと出掛けてきた。
前日の情報では「超激シブ!」と聞かされていたのだが、実際に海に出てみるとウソのような爆釣。
ただし、船中では釣果に差がついたことも事実。
爆釣するためには、それなりのテクニックがあったわけなのだが、今回に関してはルアーの重量とシャクリのリズムがポイントだった。
今年の東京湾タチウオは好調の様子。強烈なファイトも楽しめて、食味も最高となれば、これはもうチャレンジしてみるしかない?
ちなみに、この日は大型のマサバも大爆発状態で、ペンシルベイトにもバクバク喰ってきた。
その晩は、激ウマのシメサバを堪能しました。
房総の小川で天然ウナギをゲット!
釣行日 | 8月中旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県・内房の小川 |
天候 | 晴れ・気温35度・大潮 |
釣果 | ウナギ50cm |
釣り方 | タコ糸+ハリス3号+ウナギバリ |
エサ・ルアー | ドバミミズ |
夏バテ対策には、やっぱりウナギ? この暑い季節、川でウナギが釣れることを知っている息子が「とうちゃん、そろそろウナギ釣りやろう」。
確かに、ちょうど午後からの夕立で川に濁りが入り、状況的には理想だ。
そこでまずは、庭の畑で息子にドバミミズ掘りを命じる。
今年はなぜか大きいドバが見当たらず、採取できたのは細ドバ10数匹だったが、まあしかたがない。
釣り場は、ウチの近所を流れる小川。
水深は50センチほどしかないが、ここはアユも遡上する穴場。
もちろん、ウナギもちゃんと海から上ってくるのだ。
釣り方は、タコ糸に数本のウナギバリをセットした仕掛けを沈めるだけの「置きバリ方式」。
採取したドバは、ハリに房掛けにしてボリュームを持たせてやる。
これを夕方に仕掛けて一度帰宅し、夕飯を済ませてから懐中電灯を片手に現場に出掛けてみた。
仕掛けた置きバリは、計3セット。
1本目と2本目は空振りに終わったものの、本命ポイントに仕掛けた最後の置きバリを息子がたぐり寄せてくると、何やら掛っている様子。
懐中電灯で水面を照らしてみると、水中に白く細長い魚体が見えた。
「とうちゃん、掛ってる、掛ってる!」
上がってきたのは体長50センチほどだったが、久々の天然ウナギに大喜びの息子たちだった。
ちなみに、自分でウナギをさばくときには、氷水にウナギをしばらく浸けて仮死状態にしておくとクネクネしないで簡単にさばけます。
何の特徴もない小川でも、アシぎわや護岸のヘチなどにウナギの巣があるのだ
夏休み。やっぱり、基本はハゼ釣りなのです!
釣行日 | 8月中旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県・湊川 |
天候 | 晴れ・気温32度・中潮 |
釣果 | ハゼ30匹 |
釣り方 | ノベ竿2m+シモリウキ仕掛け |
エサ・ルアー | ジャリメ |
足元狙いが、この時期のセオリーなのだ 暑い、熱い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
気づいてみれば8月も半ば。お盆休日のせいもあって、房総の海岸は海水浴や釣りを楽しむ人たちで大賑わいです。
で、今日も熱い海を避け、涼風を求めて息子と一緒に内房総の湊川に行ってきました。
湊川のハゼは今年も好調の様子。短竿のウキ釣りで十分に楽しめるので、ファミリーやカップルでお出かけになってみては?
狙いは、この時期のメインターゲットである「ハゼ」。
私も子供の頃、夏休みになると毎度のように江戸川河口へハゼ釣りに出掛けていたものですが、やっぱり、子供でも初心者でも誰でもカンタンに楽しめる釣りといえばコレなんですよね。
でも、それなりの数を釣り上げようと思うとなかなか奥が深く、ベテランでも熱くなってしまう側面もあります。
いまの時期のハゼたちは、水深の浅いエリアに群れているので、ノベ竿で岸ぎわを探っていくのが基本になります。
仕掛けは、ミャク釣りかウキ釣り仕掛けでもどちらでもOKですが、できるだけオモリを軽くしてやるのがポイントです。
エサはジャリメが基本で、つねに新鮮なものを使うのがコツ。白くふやけたエサでは、極端に喰いが悪くなります。
それと湊川の川底はエサが豊富なので、ジャリメは丸ごと一匹掛けにして目立たせてやるのも効果的です。
くわしくは、こちらも参考に!
で、準備が整ったら、あとは川岸から竿を出すだけ。
湊川河口は干潮前後になると護岸に降りられるので、長さ2mのノベ竿でも十分に楽しめるのがメリットです。
今回も一ヶ所のポイントで粘って、釣果は30匹ほど。
ハゼのサイズは7~12センチで、時々、クロダイの幼魚も混じりました。
カリカリに揚げたハゼの唐揚げは、子供たちがあっという間に食べ尽くしてしまいました。
北海道で五目釣り!【激雨の堤防で根魚の夜釣り】
釣行日 | 8月中旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 北海道・釧路〜羅臼港 |
天候 | 雨時々晴れ・気温23度・小潮 |
釣果 | メバル、ソイ激釣! |
釣り方 | ルアー竿1.8m+ナイロン6ポンド |
エサ・ルアー | ジグヘッド+ワーム(パール2インチ) |
今年もやっぱり、雨の中でのスタートだったのだ…… 今年も行ってきました、夏の北海道五目釣り行脚。
去年の北海道は、連日の雨で超不完全燃焼の旅になってしまったが、今回は本命のカラフトマスをはじめとして、親子で絶対にリベンジなのだ!
まずは、釧路・和商市場にてキャンプの食材をキープ。
息子たちが大量の味見をした結果、選んだメインディッシュは「タラバガニ」。
花咲ガニよりもクセがなくて食べやすいのだとか。
ついでに、ニシンやホッケ、知床鶏、トウモロコシ、ジャガイモ、メロンなども入手。
その晩は、釧路近郊のキャンプ場で炭火焼き大会。
北の大地の味をタップリと堪能したのだった……。
ところが非情にも、その日の夜半過ぎから本格的な雨が降り始める。
「こりゃ、去年の再来か?」
少々意気消沈しつつも翌日は雨の中、阿寒湖方面に車を走らせる。
湖に到着後、小雨になったので軽くウォーミングのつもりで湖のニジマスを狙ってみるが、予想通り(?)反応はゼロ。
この時期のマスたちは、やっぱり水温の低い深場に落ちているようだ。
で、その場を速攻で見切ってウトロ方面に向かうと、いつの間にやら雲が切れて快晴になってきた。気温もグングン上昇してくる。ラッキー!
しかし、例年なら大混雑のはずのカラフトマスの実績ポイントをチェックしてみるも、ちらほらと釣り人が見られる程度だ。
おそらく、マスの群れが接岸していないのだろう。
さらに知床峠を越えて羅臼側に出てみると、さっきの快晴がウソのように、今度はワイパーが役に立たないほどの大雨だった(爆)。
その晩は、カラフトマスに同行するK氏親子と一緒にバーベキューを楽しむ予定だったのだが、当然のごとく中止。
翌日は朝3時に知床へ向かうことになっていたので、羅臼の蕎麦屋で食事をしてから早々に車の中で寝ることにした。
しかし、バーベキューを楽しみにしていた息子は案外と悔しかったらしく、その代わりに「とうちゃん、ここで釣りしよう」。
夜の海、しかも、こんな雨の中でも釣りがしたいのか……。
まあ、せっかくここまでやってきたんだものな。
熱意に負けて、親子共々カッパを着て冷たい雨の中に繰り出す。
渓流用のトラウトロッドを手にした息子が、堤防沿いに小型のワームをキャスト。
そのままゆっくり引いてくると、早くもロッドが大きく引き込まれた。
「やったよ、とうちゃん!」
北海道での一匹目は、ナイスサイズの「クロソイ」だった。
その後も25センチ級をつぎつぎと連発させて、大満足の息子。
明日の釣りへ弾みをつけたのだった……。
北海道で五目釣り!【最果ての地でカラフトマスをゲット!】
釣行日 | 8月中旬 |
実釣時間 | 6時間 |
場所 | 北海道 知床半島 |
天候 | 雨!・気温22度・小潮 |
釣果 | カラフトマス3匹 |
釣り方 | ルアーロッド+PE0.6号+フロロ20ポンド1.5m |
エサ・ルアー | スプーン10g(アワビカラー) |
世界遺産の地で、感激のカラフトマス釣行 早朝3時……。肌寒さで目が覚める。
車外を見ると相変わらず雨がザンザン降っている。
おまけに、風波も強くなってきているようだ。
今日はカラフトマス狙いで知床に渡る予定なのだが、はたしてポイントまでの渡船が出るのだろうか?
心配したK氏が船宿に電話を入れてみると、あと30分ほどで出港するとか!
急いで準備をはじめると、息子たちも起きてきて各自ウエーダーやライジャケなどを着込む。
親の心配をよそに、夜の雨の中でも気後れしている様子はなさそうだ。
今回、用意したタックルは、9.6フィートのシーバスロッドと7.6フィートのトラウトロッド。
リールは、いずれもダイワの2500番クラスをセットした。
メインラインは遠投を重視して、PEの0.6号を使用。
ラインの先端をビミニツイストでダブルにして、さらにショックリーダーとしてフロロカーボンの20ポンドを結節しておく。
伸びのないPEラインは、ルアーを突っつくようにくわえるマスに対して違和感を与えやすいが、それ以上に微妙な前アタリを察知できるメリットが大きい。
このため、ロッドはアタリを弾きにくい軟らかめのティップのものをチョイスしている。
ルアーは、10~25gのスプーンと9~13センチのミノー、シンキングペンシルなど。
基本的には軽めのスプーンをメインに使うことになるが、場合によってはミノーやペンシルが活躍してくれることもあるのだ。
夜明け間近に、強烈なヒット! 夜の港に浮かぶ漁船に、息子たちと一緒に乗り込むとすぐに出港。
真っ暗な外海に出ると荒波が船を大きく揺らし、大粒の雨が容赦なく顔を叩く。
周囲は漆黒の世界。
大人でも意気消沈しそうな雰囲気だが、息子は気丈に自分で握りしめたロッドを見つめている(あとから聞くと、単なる船酔いだったそうだ……)。
目的の釣り場が近づいてくると、そこから浜辺の浅瀬に向かうためにさらに小型の船に乗り移るのだが、これが不安定きわまりない。
ここで海に落ちたら大人だろうが子供だろうが、命の危険に晒されることは間違いないだろう。
漁船が照らすサーチライトだけを頼りに、ようやく、二筋の流れ込みがある入り江のポイントに到着した。
さて、事前の情報によると、ここ知床でもカラフトマスの回遊は思わしくないそうだ(漁師の網にも入っていないとか!)。
そこで勝負は朝イチに集中するとみて、速攻でタックルをセットして息子に手渡す。
沖にルアーをフルキャストして表層をゆっくり巻いてくること、そして、アタリがあっても絶対に早アワセしないで、しっかりとフッキングするまでリーリングを続けることを指示し、こちらは自分用のタックルを準備する。
やがて、国後島の方角が白々と明けてくる。時刻は午前4時過ぎ。
おそらく、この朝まづめの時合い逃すと、当分チャンスは巡ってこないはず……。
すると、突然息子の雄叫び。
「うお~っ、来た~!!」。
振り向いて見ると、シーバスロッドが根元から大きく曲がっている。
やったな! 間違いなく本命の引きだ。
フレッシュランのカラフトマスのファイトは想像以上に強烈だが、懸命に足を踏ん張って応戦する息子。
まさに、この引きを楽しむために、最果ての地までやって来たのだ。
途中、何度もロッドをのされそうになりつつも、何とか魚を波打ちぎわまで寄せてきた。
そのままロッドの角度を保って後退し、無事にランディングに成功。
体長55センチのメスのカラフトマス。
しばらく魚体に見とれていた息子だが、ようやくいつもの笑顔が飛び出した。
「とうちゃん、やったね!」
その後は私も参戦してカラフトマスの回遊を待つが、またしても息子に強烈なヒット。
今度のは、さっきのよりもさらにデカそうだ。
持ち替えていたトラウトロッドは満月状態だったが、ガッチリとフッキングしていたこともあって、ゆっくりとファイトを楽しませてやった。
無事にゲットしたのは、オスの65センチ。
一年越しの念願だったカラフトマスをついにゲット!
悪天候の当日は、マスの活性も激シブのコンディションだったが、最大65センチも釣り上げて、昨年のリベンジを果たしたのだった……
いきなり連発の息子は、早くも満腹状態。
さらに、K氏の息子も良型を釣り上げてガッツポーズ。
ヒットルアーは、いずれも10グラムの軽量スプーン(アワビカラー)だった。
ところが朝の時合いは短く、その後はまったくアタリすらない。
あまりの釣れなさに、息子はカッパを着たまま岩陰でごろ寝をはじめた。
特異な状況での体験に、ちょっと疲れたかな?雨に打たれて、カゼでも引かなきゃいいけど……。
それにしても、この絶景はどうだ。
まさに、ニッポンの最果ての地。
アングラーのパラダイス。
世界遺産指定に伴う規制も今後考えられるが、何にしてもこの本物の大自然をいまのうちに子供たちの目にしっかりと焼き付けておきたいと思った……。
で、その後も忍耐の時間が続き、結局オヤジたちは撃沈でした……。
まあ、息子たちの笑顔も見れたことだし、今回はこれで勘弁してやろう(笑)。
ちなみにその頃……。
羅臼港で待機していた次男と嫁さんはヒマを持て余していたようで、地元の釣具屋で仕掛けとイソメを買って堤防の釣りを楽しんでいたらしい。
「エサを落とすとすぐに釣れるから、すごく楽しかった」と嫁さん。
次男もナイスサイズのメバルやカレイなどを連発して、大喜びだったとか……。
ついに、釣りキチ母子の誕生か?
北海道で五目釣り!【堤防でニシンとメバルが激釣】
釣行日 | 8月中旬 |
実釣時間 | 5時間 |
場所 | 北海道・尾岱沼~知床周辺 |
天候 | 雨時々晴れ・気温23度・若潮 |
釣果 | メバル、クロソイ、カジカ、ニシン、チカ |
釣り方 | ルアー竿1.8m+ナイロン6ポンド、ほかサビキ仕掛け |
エサ・ルアー | カブラバリ |
北海道はやっぱり五目釣りのパラダイスなのだ 知床でのカラフトマスを楽しんだ後、K氏邸で楽しい一夜を過ごし、翌日はのんびりと道東を観光。そして、さらに翌日からは堤防釣りを楽しむことにした。
とりあえず向かったのは、毎年のように通っている尾岱沼港。
ここでは、投げ釣りで良型のカレイが狙えるのだ。
しかし、この日はなぜか不調で、上がってくるのはカジカばかり。
最初はすべてリリースしていたが、あまりにも釣れ過ぎるので夜のバーベキューの食材に数匹キープした。
ひとしきり海釣を楽しんだ後、今度はカラフトマスの遡上状況をチェックするために忠類川に向かうことに。
ここ忠類川は有効利用調査という名目で、日本で初めてサケやマスの釣りが可能になった河川として知られている。
しかし、事務所に立ち寄ると「今年は全然釣れてません!」。
実際、川を散策しながら釣り人に聞いてみても、アタリすらない状況のようだ。
やっぱり、今年のカラフトマスは相当シビアなんだなあ。
昨日は釣れてよかったなぁ。
続いて今日のキャンプ地である羅臼に向かい、漁港で再び釣り(ホント、釣りバカですね)。
今度は、房総の釣具屋で仕入れてきた「カブラバリ」を試してみると、一投目から水面でメバルがヒット。
房総でメバルというと絶対的に夜釣りが有利なのだが、ここ北海道では日中でも関係なく釣れるのだ。
親子でひとしきり入れ食いを楽しんだ後、今度はバーベキューの食材用にとチカを狙うことにした。
仕掛けは、伊豆の老舗釣具屋で仕入れた特製サビキバリ。
で、仕掛けを下ろすなり鈴なりに釣れてきたのは「ニシン」。
体長は25センチ程度だが、これでも結構脂が乗っていて炭火で焼くと激ウマなのだ。
その話をすると息子は漁師状態となり、ニシンとチカの大漁水揚げを果たしたのだった……。
その晩は、釣れた魚でバーベキュー。
カジカ汁で作ったウドンも超美味でした。
ちなみに、翌日は朝の4時に起きてカラフトマスを狙ってみたが、マスはあちこちで跳ねている状況にもかかわらず、スプーンにもミノーにもペンシルにも全然喰ってこない。
釣り場には15人ほどの釣り人がいたが、結局エサ釣りの地元釣り師を含めて全員ボウズ。
本当、マスはわかりません!
北海道で五目釣り!【人跡未踏の渓流でオショロコマ】
釣行日 | 8月下旬 |
実釣時間 | 1時間 |
場所 | 北海道・道東の小渓流 |
天候 | 曇り・気温23度・中潮 |
釣果 | オショロコマ快釣! |
釣り方 | ノベ竿4.5m+ナイロン0.6号+玉ウキ+袖8号 |
エサ・ルアー | 川虫 |
最後もやっぱり、雨でフィニッシュ? 北海道旅行も残りあとわずか。
すでに海釣りはタップリと楽しんだので、私としては淡水のアメマスやイトウを狙いたい気分だ。
息子も同じ気分だったようで、「最後は川釣りに行こう」。
しかし、私が知っているアメマスやイトウのポイントは強烈なヤブ漕ぎを強いられるために、小学3年の背丈ではちょっとキツそうだ。さらに、雨による増水も心配される。
そこで提案したのが、オショロコマ釣り。
オショロの釣れる小渓流なら足場もいいし、何よりも魚影が濃い。
ところが、実際に川に入ってみると、アタリはまったくナッシング状態。
20年前の私の記憶では、ポイントにエサや毛針を流すと無数のオショロコマたちが沸き上がってきたものだが、それがまったく見えないのだ。
やっぱり、こんな辺鄙な場所でも、釣り人の数は増えているのかな?
しかたなく、靴をウエーダーに履き替え、さらに上流のポイントに向かうことにした。
もちろん、定期的にホイッスルを鳴らしてヒグマ対策も忘れない。
ちなみに、今回使った仕掛けは通常のミャク釣り仕様ではなく、ミチイトに極小の玉ウキをセットした半ジモリ仕様。
これなら、息子もアユのエサ釣りで使い慣れているので、初めての渓流釣りでもとまどうことはないだろう。
というか釣りの初心者でも、この仕掛けならナチュラルドリフトでエサを流すことができるので、ベテランも真っ青の釣果を得ることだって不可能じゃないのだ。
川を遡ると渓相は一変して、じつにいい雰囲気。
人跡未踏でないにしても、それを実感させる場所だ。
そして川岸の石を引っ繰り返してみると、いるわ、いるわ。
ヒラタ、カメチョロ、クロカワムシ……。ひとつの石に、何匹もの川虫がくっついている。
本当に豊かな川なんだなぁ。
大きめの川虫をハリに2匹掛けして、息子が瀬頭のポイントに投入。
すると、ゆっくり流れていた玉ウキが根掛かりのようにジワリと沈む。
その瞬間、アワセを入れると軟調の清流竿がきれいな弧を描く。
なかなかの引きを見せてくれたのは、本命のオショロコマ。
ようやく出会えた魚をゆっくりと眺める息子。
「すっごく、きれいな魚だね」
本州のイワナと違って、ヒレや斑点がオレンジに染まってホントに色鮮やかだ。
初めての渓流釣りで、初めてのオショロコマを快釣。玉ウキを使った半ジモリ仕掛けが使いやすい様子だった
そのまま続ければいくらでも釣れたと思うが、良型のオショロを数匹釣り上げた後、何だか息子も私も胸が一杯になって川を降りることにした。
こんな気持ち、久し振りだ。
帰りぎわ、息子が一言。
「ウチの近くにも、こんな川があればいいよね」
いや~、やっぱり北海道は最高です!(最後まで雨模様の天気だったけど)
結局、7日間の旅で車の走行距離は約1,000キロ。
ホテルや宿には一泊もせず、キャンプと車中泊だけで済ませてしまった(温泉には毎日入ってましたが)。
こんな旅、いつまで家族が付き合ってくれるかな……。
近所のゴロタ場でムラソイと遊ぶ
釣行日 | 9月下旬 |
実釣時間 | 1時間 |
場所 | 千葉県 内房のゴロタ場 |
天候 | 晴れ・気温23度・小潮 |
釣果 | ムラソイ快釣! |
釣り方 | ルアー竿1.8m+PE0.6号+ジグヘッド1.5g |
エサ・ルアー | ワーム2インチ |
久しぶりのムラソイゲームは快釣! 北海道から帰ってきてからずっと多忙で、すっかり更新が滞ってしまった。
で、プチ缶詰め状態から開放された9月の半ば、子供と一緒に釣りに出かけてきた(これも取材ですが……)。
今回の取材のテーマは、ズバリ、「子供と楽しむルアー釣り」。
ターゲットは自由ということなので、とりあえずは近所の小磯でエギをシャクってみるが、こちらはまったく無反応。
ついでに、サバ狙いでメタルジグを投げてみるも、こちらもアタリは皆無。
しかたなく場所をゴロタ場に移して得意のムラソイを狙ってみると、こちらは最初からビシビシと反応がある。
一見すると、魚なんか全然居なそうな超浅場のポイントなのだが、じつはそこが盲点。
食い気の強い魚ほど、貝やカニなどのエサが豊富な浅場に潜んでいるものなのだ。
ムラソイは、子供と手軽に遊ぶには格好のターゲットだ。これを釣るときの最大のコツは、とにかく浅場を探ること。ズバリ、水深30センチ以下のゴロタ場や小磯が狙い目です!
というわけで、同じ場所で良型のムラソイを連発。
何とか、取材も完了したのだ。
奥日光・湯川にて、ブルックトラウトを狙う
釣行日 | 9月下旬 |
実釣時間 | 5時間 |
場所 | 栃木県 湯川 |
天候 | 曇り・気温17度 |
釣果 | ブルックトラウト20〜25cm6匹 |
釣り方 | ルアー竿1.8m+PE0.6号+フロロ0.8号2m |
エサ・ルアー | スプーン1.5~2g |
奥日光は、もはや冬の様相? 奥日光・戦場ケ原を流れる「湯川」の存在を知ったのは、私がフライフィッシングにかぶれていた中学2~3年の頃だったと思う。
当時、愛読していたアウトドア雑誌で、湯川の釣りの特集を組んでいたのだ。
滔々と流れる湯川の写真の美しさに激しいショックを覚え、「チョークストリーム」や「ブルックトラウト」という名前の響きには、漠とした憧れを抱いたものだ……。
その湯川に、約20年ぶりに出かけてきた。前夜のうちに赤沼茶屋へ到着し、車内で仮眠。
寒さで目覚めると、車の温度計は10度を切っていた。
フリースを着込んで外に出ると、息が白く凍る。
房総でも秋の気配が濃いが、これじゃあもう冬だ。
冷えた体を温めるために、昨日コンビニで買っておいたラーメンを作ることに。
小型ストーブに鍋をかけ、グツグツとスープが煮えてくるといい匂いが立ち上ってくる。
寒さで固くなったパンをかじりながら、麺を流し込むと幾らか体が温まってきた。
「それにしても、こんな寒さで魚は出てくるのだろうか?」
茶屋で入漁券を購入しつつ情報を聞くと、フライでもルアーでもまあまあ釣れているとのこと。
しかし、湯川といえばやっぱりフライフィッシングの聖地。
まずは、フライで魚の様子をチェックしてみることにした。
日本を代表するチョークストリーム・湯川には、ブルックトラウト(川鱒)が棲息している。訪れたのは20年ぶりだったが、景色は以前のまま。鹿たちともたくさん出会いました。
久しぶりのチョークストリームにて…… 川に出てみると、以前のままの姿がそこにあった。
ゆったりとした流れの、典型的なチョークストリームだ。
しかし、早朝のこの時間帯は、魚の姿はもちろん、水面のライズもまったく見られない。
一応、ここぞと思えるポイントにフライを流してみるも、反応は皆無。
ドライフライからニンフにチェンジして水面下を探ってみても、状況は変わらない。
ミッジやアント、MSC、テレストリアル、フローティングニンフなども全滅。
青木橋まで釣り上る途中、数人のフライマンに会ったが、全員、ノーフィッシュだった……。
しかたなく、この場は一度退散して、湯ノ湖の様子を見に行くことに。
レストハウス付近では、エサ釣りの人が数名。
ビクを出していたので聞いてみると、レインボーとブルックが数匹釣れている。
ちなみに釣り方は、ノベ竿でのウキ釣りで、エサはブドウムシ。
50センチほどのウキ下で、湖岸沿いに繁茂している藻のキワを探っていくのがセオリーのようだった。
千葉からやってきたというバスの運転手さんによれば、「昨日は70センチオーバーのレインボーが出たみたいですよ」。
いるところには、いるもんだ。
さて、再び湯川に戻りつつ作戦を練る。
藻の中に隠れていると思われるブルックを引きずり出すためには、リアクションで食わせられるルアーのほうが有利かも知れない。
そこで手にしたのは、いつも車に積んであるメバル用のルアーロッド。
リールには0.6号のPEラインを巻いてあるが、まあ、しかたない。
そのかわり、細めのリーダーを2mほど結節しておいた。
川に出てみると、今度は倒木の脇や藻際などにブルックの姿がポツポツと確認できる。
昼近くになって気温が上昇し、魚たちの活性も上がってきたのか?
しかしながら、魚の目の前にルアーを通してみても、相変わらず反応はゼロ。
湯川ではオールキャッチ&リリースなので、魚たちもルアーやフライにスレているのかも。
こうなったら、誰も狙わないポイントを攻めるのみだ。
倒木が折り重なり、ロッドも振れないボサの中にルアーを落とし込み、そのまま流れに任せて倒木の下へと根がかり覚悟のフォーリング。
約10秒後。
ロッドティップを水中に突っ込んだままリトリーブを開始すると、いきなり来た!
感度抜群のPEラインが、イワナ属特有の首振りを伝えてくる。
倒木をかわしながらじっくりと寄せてくると、久しぶりの魚体が見えてきた。
ブルックトラウト、25センチ。
北海道のオショロコマもきれいだったが、この魚も宝石のようだ。
けっして大きくはないが、うれしい一匹。
その後も、できるだけ自分の姿を見せないようにボサまわりのポイントを攻めたり、超ロングキャストなどを駆使しつつ、ポツポツと本命を釣り上げることができた。
ちなみに、ルアーはシルバーやゴールドなども試してみたが、すべての魚は黒色のスプーン(1.5g)にヒットしてきた……。
今回は、急激な気温低下のために苦労させられたが、何といっても湯川の魅力は戦場ケ原を背景にしたロケーションのよさにある。魚自体もかなり多いので、条件さえよければ気持ちのいい釣りを楽しめると思います。
房総半島で、アユの友釣り
釣行日 | 9月下旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県 房総の河川 |
天候 | 曇り・気温17度 |
釣果 | アユ2匹 |
釣り方 | 渓流竿6.5m+ナイロン0.3号+3本イカリ7号 |
エサ・ルアー | オトリアユ |
ドチャラでの泳がせ釣りは、奥が深い? 気がついてみれば、もはやアユのシーズンはそろそろ閉幕。
結局、今年は養老も久慈川も行けなかったなぁ……。
アユの塩焼きも、あんまり食べてないな~。
ということで、ラストのアユ釣りを楽しむために、カカリの名手・W氏と一緒に房総の某河川へ向かう。
途中、橋の上から川をのぞいてみると、結構な数の縄張りアユの姿が確認できた。
さっそく、ポイントに降りて竿を出す。
しかし、水量の少ない房総の河川全体にいえることなのだが、ほとんどのポイントはチャラ瀬状態。水深10センチに満たないドチャラも多い。
このため、人間が近づくとすべてのアユが瞬間的に逃げ去ってしまう。
こうしたドチャラでの基本は、長竿での泳がせ。
姿勢を低くしてじっと我慢していれば、一度逃げたアユも戻ってくるはずなのだが、ここのアユは漁師の投網をかいくぐってきているせいか、その警戒心の強さも尋常ではない様子。
一時間以上泳がせても、まったくアタリがないのだ。
しかたなく場所を移動して、今度は堰下のポイントに入る。
ここはある程度の水深があって、アユが溜まる穴場だ。
捨て石の絡んだわずかなスポットにオトリを入れると、一発目で「ガツガツ、ギューン!」
幸先よしと喜んだが、後が全然続かない。
W氏も一匹上げたのみ。
ドチャラでの釣り方を工夫すれば、相当釣れると思うのだが……。
これは来年の課題にしよう。
サイズは小さいが、正真正銘の房総の天然アユ。来年は、息子にもチャレンジさせてやろう。
アユのエサ釣りは、爆釣!
釣行日 | 10月上旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 神奈川県 早川 |
天候 | 雨・気温17度 |
釣果 | アユ爆釣! |
釣り方 | 渓流竿4.5m+ウキ釣り仕掛け |
エサ・ルアー | カニカマ、シラス |
ファミリーやカップルで楽しめる、アユのエサ釣り 前回のアユ釣りは不完全燃焼で終わったので、今度こそシーズンの締めくくりとして、アユのエサ釣りに出かけてきた。
釣り場は、エサ釣りの本場・神奈川県早川だ。
早朝に釣り場に到着すると、早くも地元釣り師が数名、エサ釣りを楽しんでいる。
釣果を聞くと、「今週あたりからサイズがよくなって、数も釣れるようになってきた」とか。
さっそく、近所の釣具屋で漁券とエサ釣り用のハリ、コマセ用の冷凍シラスを購入。
さらに、隣のコンビニで「オホーツク」のカニカマを入手する。
通常、アユのエサ釣りでは、コマセも付けエサもシラスを使うのだが、最近はエサ持ちのいいカニカマを使うことが増えた。
釣り場に戻って、まずは堰下のポイントを攻める。
狙いのポイントは、流芯とその脇の緩流との間。
この筋の上流側に、かみ砕いたカニカマやシラスを投入してアユを寄せる。
仕掛けは、自作した木製玉ウキを使ったシンプルなウキ釣り仕掛け。
アユのエサ釣りでは、ベタ底狙いが基本なので、ウキ下は水深の1.5倍ぐらいにしてやる。
付けエサのカニカマは、2ミリ角ほどに小さくカットしてやるのが最大のコツ。
アユは大きなエサには、なぜか食ってこないのだ。
この時期は、エサ釣りでもアユを爆釣することができる。使用エサはシラスが定番だが、カニカマのほうがエサ持ちがいい
これらの準備ができれば、釣り方自体は超簡単。
さきほどの流れの筋に仕掛けを流し、ウキがじわりと沈んだらアワセを入れればいいだけだ。
これなら、子供でも余裕でアユ釣りを楽しめるだろう。
結局、その日はアユの活性が高かったこともあって、2時間ほどで30匹以上のアユが釣れた。
これで、今年のアユは終了かな?
アユのエサ釣りについての詳細は、↓「川釣りの極意」に掲載されています!
房総の川で、極太ウナギをゲット!
釣行日 | 10月上旬 |
実釣時間 | 10分 |
場所 | 千葉県 近所の川 |
天候 | 晴れ・気温21度 |
釣果 | ウナギ68cm |
釣り方 | 置きバリ仕掛け |
エサ・ルアー | アオイソメ |
「とうちゃん、今日はウナギが釣れると思うよ」 台風並の風雨が襲った翌日は、次男の運動会。
当然、中止かと思ったが、砂質のグランドは水はけが抜群で、無事開催の運びとなった。
五目釣り師も久しぶりにグランドを走って、親バカぶりを発揮しました……。
その帰りぎわ。
グランドの隣を流れる泥濁り状態の川を見た長男が、「とうちゃん、こんな時ってウナギが釣れるんじゃない?」
おお! たしかに、いまは下りウナギのシーズン。
ちょっと、やってみるか!
というわけで、夕方に置きバリを仕掛けにいくことに。
エサは青イソメの房がけだ。
ウナギが通るポイントを熟知している息子が、合計3組の仕掛けをセットして、一旦帰宅。
2時間後、再び川に戻ってみると、緩めにしておいた釣り糸の一本がピンと張っている。
ワクワク度120%で、仕掛けをゆっくりとたぐり寄せる息子。
と……、「お~お、来てる!来てるぅ~!」
かなりの手ごたえの様子だ。ドキドキと興奮する親子……。
やがて、水面に上がってきたのは、ゴン太の大ウナギだ!
「やったぜ~!」
中秋の名月の夜、こんな巨大なウナギが釣れた。下りウナギは良質の脂が乗っていて、最高の味でした!
房総の陸っぱりルアーで、ヒラマサがヒット!
釣行日 | 10月中旬 |
実釣時間 | 10分 |
場所 | 千葉県 房総某ポイント |
天候晴れ・気温16度 | 晴れ・気温17度・長潮 |
釣果 | ヒラマサ50cm |
釣り方 | ルアーロッド8フィート+PE0.6号 |
エサ・ルアー | TDペンシル12センチ |
“潮目”狙いで青物がチェイス! 海も川も、釣りには最高の季節。
イナダやカンパチの青物も、船釣りでは絶好調の様子だ。
当然、朝イチなら陸っぱりの射程距離に接岸しているはず……。
そこで今回は朝一番で車を走らせて、青物ゲームの有名ポイントに入ってみた。
現場に到着すると、ナブラや鳥山の気配は皆無だったものの、ルアーの射程距離内にナイスな潮目が出ている。
潮目には小魚類が集まりやすく、それを捕食する青物も回遊してくるのだ。
ちなみに今回の使用ロッドは……、家にシーバスロッドを忘れてきた(!)ので、いつも使っているエギ用ロッドだ。
ラインの先端にはショックリーダーとして、5号のフロロを1mほど結節する。
ルアーは、イナダやワラサなどに実績大の「TDペンシル」をチョイス。
潮目の向こう側までロングキャストしてから、ロッドを小刻みに揺らしてルアーにアクションを加えてやる。
海面はベタ凪。
これで魚が出てきたら最高だなぁ~、と思っていたらホントに出た!
「バシュッ!」
ルアーの至近で水柱が立つ。
しかし、フッキングには至らない。ルアーを食い損ねたようだ。
そのままアクションを続けると、2度、3度と魚がルアーをチェイスしながら襲いかかってくる。
これこそ、トップWaterゲームの醍醐味!
そして、4度目にようやくロッドに魚の動勢が伝わってきた。
ひと呼吸置いてから、ロッドを確実に立ててフッキング。
最初はサバかと思ったが、かなり強烈なファイトを楽しませてくれる。
ようやく寄ってきた魚は、やっぱりイエローテール!
以前も、このポイントでヒラマサを釣っていたが、今回のもうれしい一匹だ。
その後は潮目が消えてノーヒットに終わったが、これから大いに期待できそうな予感……。
海面には、魚の気配は全然なかったが、ナント、一投目でヒラマサがヒット。やっぱり、早起きは三文の徳なのだ!
鬼怒川のカジカ釣りは……、撃沈!
釣行日 | 10月中旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 栃木県 鬼怒川 |
天候 | 晴れ・気温12度 |
釣果 | カジカ3匹 |
釣り方 | 竿1m+ハリス10センチ+へらスレ5号 |
エサ・ルアー | イクラ |
簡単そうな釣りほど、じつは奥が深いという事実…… ちょっと仕事があって、栃木県に出かけてきた。
季節的には、アユも渓流も禁漁時期。
で、空いた時間で楽しんでみたのが、鬼怒川名物のカジカ釣り。
房総の清流ではハゼに似た「チチブ」系は多いのだが、カジカは棲息していないのだ。
カジカ釣りでは基本的には足元を狙うので、使用する竿は1m程度でOK。
今回は、渓流竿の穂先を抜いて使ったが、当地の釣具屋では専用のカジカ竿も売られている。
竿の先には、短いハリスを直接結んでやるのが当地風だ。
エサは、クロカワムシがベターといわれているが、通常はイクラがポピュラーに使われている。
で、釣り方自体はカンタン。
海のゴロタ場でムラソイを釣る要領とまったく同じで、石の間にエサを落とし込んでやるだけだ。
ところが、当日は急激に冷え込んだせいか、全然、魚信がない。
地元のベテラン風の釣り師に聞いてみるも、「昨日はよく釣れたけど、今日は全然ダメだね」。
いったい、どんな条件の違いがあるのだろう?
結局、たかがカジカと嘗めていたが、3匹のみの撃沈だった。
渓流やアユ釣りをする人は、ぜひ、カジカ釣りを! でも、久しぶりにこの釣りをやって、あらためて勉強になったのが「川の流れの筋」。
箱メガネを通して仕掛けの動きを見てみると、どんな早瀬のなかにも流れがピタリと止まっているスポットは多いし、逆に流れが上流に向かっている筋もある。
渓流釣りでのナチュラルドリフトや、アユ釣りでの泳がせ釣りなどをする上でも、大いに参考になった。
晩秋の風物詩、カジカ釣り。ホントは爆釣を期待していたのだが……。
房総の川で、モクズガニが捕り放題!
釣行日 | 10月下旬 |
実釣時間 | 1時間 |
場所 | 千葉県 内房某川 |
天候 | 晴れ・気温17度・中潮 |
釣果 | モクズガニ 25匹 |
釣り方 | 手網 |
エサ・ルアー |
激ウマのモクズガニの季節なのです! 気がついてみれば、すでに晩秋。
いろいろ釣りたいものがあるのだが……、あ~、アレを捕るのを忘れてた!
アレというのは、「モクズガニ」。
上海ガニにも劣らない食味のアレだ。
で、さっそく息子たちと内房の川に出かけてみた。
通常、モクズガニはカニカゴを仕掛けて捕るか、夜に水面をライトを照らして網ですくうのだが、日中に護岸を探り歩いて捕っていくのが楽しい。
今回も、子供と遊び気分で川通しを歩いてみたが、意外なポイントに意外に大量のモクズガニが棲息していた。
結局、一ヶ所で20匹超のモクズをゲット。
いきなりゲットしたのは、甲幅10センチ超の大型。子供と楽しむには最高の遊びです!
持ち帰ったカニは真水で2日ほど泥を吐かせてから、汁物にすると絶品。
う~ん、楽しみ!(結局、煮込みウドンにして食べてみましたが、強烈なおいしさでした!)
内房のシーバス狙いは撃沈。アオリ一杯のみ……
釣行日 | 10月下旬 |
実釣時間 | 1時間 |
場所 | 千葉県 内房某ポイント |
天候 | 晴れ・気温15度・中潮 |
釣果 | アオリイカ1パイ |
釣り方 | シーバスロッド8フィート+PE0.8号 |
エサ・ルアー | ペンシル、ミノー、エギ |
昨年の絶好調の再現は……、ならず! 昨年の釣行記によれば、そろそろ内房のシーバスがいい頃だ。潮まわりも悪くない。
で、以前に爆釣したポイントへ行ってみた。
夕方、ポイントへ到着すると海面は凪、うっすらと潮目も出ている理想の状況だ。
しかし、なぜだか釣り人の姿は皆無(釣れていないのかな……)。
とりあえず、潮目に沿ってペンシルベイトをドッグウォークさせてみる。
昨年なら、このコチョコチョしたアクションに、バシャ!とシーバスの反応があったのだが、この日はまったく気配なし。
ミノーやシンキングペンシルなども使って、暗くなるまで粘ってみたがやっぱりダメ。
まだ、このあたりには魚が寄っていないのか?
最後にエギをフルキャストしてみたら、かなり沖のポイントでアオリがヒットしてきた。
次回は朝まづめを狙ってみよう。
内房には、まだシーバスは回ってきていない様子。イカのサイズは、トンカツ級でした
南房総のノベ竿五目は爆釣 ! ルアーでアジも !!
釣行日 | 10月下旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県 南房総の堤防 |
天候 | 晴れ・気温17度・中潮 |
釣果 | メジナ、ウミタナゴ、ベラ、コバンアジ、アジなど多数 |
釣り方 | 清流竿4.3m+ウキ釣り仕掛け |
エサ・ルアー | オキアミSサイズ |
やっぱり、ノベ竿五目は最高に楽しめるのだ! 今日は、朝からいい天気。
海も凪だし、久しぶりに家族で南房総方面に出かけてみるか!
到着したのは、白浜にある小堤防。
ここはメジナ釣りの有名ポイントで、週末は早朝から釣り人が入っていることが多いのだが、今日はなぜか無人。
適度なサラシが入って絶好の状況なのに、なぜ……。
ラッキーとばかりに、さっそく準備に取り掛かる。
といっても、竿先に仕掛けをセットして、ハリにオキアミを付けるだけなので、準備は3分足らずで完了。
この簡単さが、ノベ竿五目の大きなメリットなのだ。
で、息子二人が仕掛けを投入すると、いきなりのダブルヒット。
ハリ掛かりしたのは木っ葉級のクロメジナだが、軟調の清流竿で釣ると結構スリリングな引きを楽しめる。
その後も、メジナやウミタナゴ、ベラなどが爆釣状態。
ノベ竿五目では超高感度な仕掛けを使うこともあって、通常の遊動ウキ仕掛けでは出ないアタリもバシバシ取っていける。
今回のように条件が良ければコマセも無用だし、ファミリーやカップルで手軽に「釣り」を楽しむには、最高の方法と思う。
そしてこんな魚も連発した。
あとで図鑑で調べてみたら「コバンアジ」とか。
子供たちが爆釣を楽しんでいる間、ちょっと遊びでルアー(ワーム+ジグヘッド)を投げてみたら、いきなり何かがヒット!
強烈な引きに最初はメッキかと思ったが、水面に姿を現したのは大きなアジ。
う~ん、やっぱり南房総までくると、いろんな魚が釣れるなぁ~。
その後は、例のごとく海岸でバーベキューを楽しむ。
釣った魚も、その場で刺し身&塩焼きに。
久しぶりに和んだ五目釣り師家族なのであった……。
木っ葉メジナは、入れ食い状態。ほかにウミタナゴやキュウセン、小ボラ、コトヒキ、コバンアジなどが引きを楽しませてくれました!
九州で村越正海さんとシーバス取材
釣行日 | 11月上旬 |
実釣時間 | 35時間 |
場所 | 大分県 |
天候 | 晴れ・気温23度 |
釣果 | |
釣り方 | シーバスロッド8.3ft+PE0.8号 |
エサ・ルアー |
最後まであきらめない釣り人に、幸運は訪れる……? 雑誌の取材で、村越正海さんと大分県に行ってきた。
狙いは、河川の大型シーバス。
前情報ではコンスタントに釣れているとのことだったが、現地に着いてみると状況は渋々とか。
釣りでは日常茶飯事の「昨日まではよかったんだけど……」のパターンだ。
で、実釣ではアユが釣れる清流域から別府湾に注ぐ河口域まで、夜を徹してのランガンを敢行してみたものの、結局、ノーバイトに終わる。
さらに、ビジネスホテルで2時間ほど仮眠してから、他の河川もランガンしてみるが状況は一向に好転しない。
焦る取材班と案内役の現地アングラーたち。
そして最後に入ったポイントで、ついにドラマが……!?
予想外の大苦戦だった3日間でした!
房総・湊川のハゼは……、撃沈!
釣行日 | 11月中旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県 湊川 |
天候 | 晴れ・気温17度・小潮 |
釣果 | ギンポのみ |
釣り方 | ルアー竿1.8m+チョイ投げ仕掛け |
エサ・ルアー | ジャリメ |
湊川のハゼは、いずこへ? 房総を代表するハゼ釣り場といえば、ここ湊川。
夏は小型の数釣りが楽しめ、秋が深まるにつれて大型のハゼが釣れるようになる。
そういえば、昨年の今頃も村越正海さんとのんびりハゼ釣りを楽しんだっけ。
で、今日は河口にある港を攻めてみることにした。
ここは係留船が多いのだが、岸壁との間に仕掛けを垂らしてやるだけでハゼが釣れてしまうイージーなポイントなのだ。
さっそく、次男の竿に魚信。
でも、これは大型のギンポだった。
つぎを期待してアタリを待つが、なぜか全然反応がない。
「そんなはずないけどな~」。
しかし、周囲を見渡してみると、釣ってる人が全然いないではないか!
昨日の大雨で、河川にニゴリが入ったのが影響しているのか?
それなら、どこかのポイントにハゼが溜まっているはず。
で、導流堤側や海側の堤防もマメにチェックしてみるも、やっぱりダメだ。
昨年、大フィーバーしたイシモチも、気配はゼロ。これは、11月中にもう一度リベンジだ!
鴨川でのルアーアジは、激シブ!
釣行日 | 11月中旬 |
実釣時間 | 30分 |
場所 | 千葉県 鴨川の堤防 |
天候 | 晴れ・気温14度・中潮 |
釣果 | アジ2匹 |
釣り方 | ルアーロッド6ft+PE0.6号 |
エサ・ルアー | ジグヘッド+ソフトルアー |
ルアーでのアジ狙いは、やっぱりランガンが正解か? 所用で鴨川へ行ったついでに、ちょっとだけ港でアジを攻めてみることに。狙いのポイントは、実績のあるいつものスロープ。
水深は30センチもないので、エサ釣りやサビキ釣りでは絶対に狙えないポイントだ。
1.5gのジグヘッドに2インチのソフトルアーをセットして、堤防のヘチにキャスト。
すぐさまスロープぎわまで表層をリトリーブしてやると、最初の一投目からヒットだ。
ここのアジは、居着きの金アジ系なので味も抜群なのである。
ちなみに、アジは口切れしやすいので、ソフトにやり取りしてやさしく抜き上げよう。
続いてキャストすると、またもや同じ場所でヒット!
これは爆釣モードか?と期待は高まる。
しかし、写真を撮影しているわずか5分の間に、すでに群れは消え去った模様。
その後、ちょっとだけ粘ってみたが再びのヒットはなかった。
活性の高いアジがつねに回遊してくるときは別だが、集魚効果を期待できないルアーでは、やっぱり、積極的にランガンするのが正解かな?
スロープぎわで連続ヒットしてきたのは、居着きの金アジ。ヒットルアーは、2インチのストレートワーム(透明色)だった
久しぶりの釣り会。優勝魚は4キロ級シーバス!
釣行日 | 12月中旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県 南房の小磯 |
天候 | 曇り・気温12度・中潮 |
釣果 | シーバス78cm |
釣り方 | ルアーロッド9ft+PE0.6号+リーダ(フロロ5号1m) |
エサ・ルアー | メタルジグ18g+アシストフック |
日中の磯マルは、やっぱり楽しい! 今日は久しぶりの例会。が、集まったメンバーは、わずか3人……。
みんな、年末で忙しいようです。
今回のターゲットは、シーバス。
東京湾の南部にはシーバスの産卵場があるといわれており、
毎年、この時期になると内房~南房総の各エリアに、
シーバスたちが大挙して集まってくるのだ。
じつは、先週も村越正海さんと一緒に取材に出かけ、
大型のシーバスとヒラスズキをゲットしている。
ようやく、本格的なシーズンを迎えたみたいだ。
さて、我々は海の状況をチェックしつつ、国道127号を一気に南下。
例年、実績のある小磯に入ることにした。
ベイトの気配はないものの、微風、薄曇りとコンディションは悪くない。
とりあえずは、根ぎわをペンシルでチェック。
居着きの魚がいれば一発で出てくるはずだが、これには無反応。
続いて、ファントム18gにアシストフックを装着して、
沖にある沈み根を遠投で直撃してみる。
着水後、すぐさま高速リトリーブ。
ジグの場合、かなり手前まで魚が追いかけてくるので、
足元でルアーをピックアップするまでは油断できない。
ペンシルベイトで根回りを一通りチェックした後、メタルジグで表層を高速で引いてくると、ホントに至近距離でいきなり食ってきた!
チリチリとドラグが鳴り、リールからラインが引き出される。
全然エラ洗いしないが、結構な重量感だ。
後ろではSさんが、バシバシと写真を撮ってくれている。
横で釣っていたKを見ると……、わき目も振らずにルアーをキャストしている(笑)。
時合いを逃したくない気持ち、わかるねぇ。
やがて数分の攻防で浮上してきたのは、グッドコンディションの78センチ。
重量は4キロジャストだった。
この後も単発でシーバスのボイルがあったのだが、いずれもルアーの射程圏外。
結局、この一匹だけで優勝をさらった五目釣り師でした(笑)。
ノベ竿サヨリは撃沈! ノベ竿メジナは入れ食い!
釣行日 | 12月下旬 |
実釣時間 | 1時間 |
場所 | 千葉県 太東&小湊港 |
天候 | 曇り・気温8度・中潮 |
釣果 | メジナ、ウミタナゴ |
釣り方 | 清流竿4.5m+ミチイト0.8号+玉ウキ+袖バリ3号 |
エサ・ルアー | アミエビ |
やっぱり、ノベ竿五目は楽しいのだ! 今日は勝浦の朝市に出かけたついでに、太東のサヨリをチェックしてみることにした。
しかし、堤防には人がポツポツといる程度。
海を見ると結構なニゴリが入っていて、サヨリの姿もまったく見えない。
一応、竿を出してみたものの、あまりの魚っ気のなさに10分ほどで退散。
息子は相当くやしかったのか、「とうちゃん、どっかにメジナやりに行こう」。
そこで来た道をふたたび引き返し、今度は小湊の港に入ってみることにした。
しかし、こちらも広い港に釣り人はポツポツ程度。
「ここも釣れてないんじゃないの?」
「まあ、ダメもとでやってみよう」
で、サヨリの時とまったく同じ竿と仕掛け、エサで狙ってみる。
すると、いきなりジワジワとウキが沈み、15センチほどのメジナをゲット。
その後もコンスタントにアタリがあり、タナゴ交じりで入れ食い状態。
足をケガして、しばらく釣りができなかった息子も、久しぶりの引きに満足そうだ。
あまりにアタリが多いので、試しに息子がコラーゲンを原料にした人工エサを試してみる。
すると、とたんにウキは沈黙……。
5分後、しびれを切らした息子がアミエビに付け替えると、
ふたたび怒濤の入れ食いが始まった。
「やっぱり、本物のエサにはかなわないんだね」
メジナのサイズは、最大でも20センチそこそこだったものの、結構楽しませてくれました
カワハギ釣り大会で釣り納め
釣行日 | 12月下旬 |
実釣時間 | 6時間 |
場所 | 神奈川県 小田原沖 |
天候 | 晴れ・気温7度・小潮 |
釣果 | カワハギ1匹! |
釣り方 | シロギス竿1.8m+PE0.6号+胴付き仕掛け+オモリ25号 |
エサ・ルアー | アサリ |
オデコ続出!? まさかの激シブに苦笑い 今日は、村越正海さん主催のカワハギ納会に参加してきた。
早朝、小田原港に集合したのは、
作家の夢枕漠さんをはじめ、落語家やカメラマン、編集者など、多彩な顔触れの17名。
風がちょっと強いのが気になるが、一応、今日の目標は控えめにツ抜け。
しかし、今日に関しては、
それが全然控えめでも何でもなかったのだった……。
最初のポイントは真鶴付近。
ここでいきなり、良型を釣り上げた五目釣り師。
幸先よしと思ったが、その後はなぜかまったくの沈黙。
今回は、村越さん同様にスピニングタックルで挑戦してみたのだが、
あまりの釣れなさに、カワハギタックルに持ち替えたりしてみても全然ダメ。
というか、アタリすら全然なく、
付けエサがそのまま戻ってくるのだから困ってしまう。
他のみんなも大苦戦している様子で、
だれかが一匹釣ると、船内で喝采が上がるというトホホ状態だ。
で、結果はナント、船中でオデコが7人、一尾が6人ということに。
五目釣り師も村越さんも一尾でタイムアップ。
いや~、忍耐の釣りでした。
でも、竿頭は6尾釣っているから、どこかに釣るためのポイントがあったのだろう。
来年はちょっと作戦を考えよう。
というわけで、これにて2006年の釣り納め。
みなさんは、どんな釣りを楽しみましたか?
来年はちょっと忙しくなりそうですけど、
地の利を生かして、身近な釣りをどんどん紹介していこうと思います。
それでは皆さま、よいお年を!
釣果は撃沈だったものの、楽しい一日を過ごせました