このページの記事は、旧・房総爆釣通信に掲載していた釣行記を、再編集したものです。
釣り場、ショップ、船などデータが古いものもそのまま掲載していることをご了承ください。
最新の釣行記は、ブログ「房総爆釣日記」をご覧ください。
房総のアオリイカ、キロオーバー4連発!
釣行日 | 7月上旬 |
実釣時間 | 6~15時 |
場所 | 千葉県 房総・岩井周辺 |
天候 | 大雨・気温24度・長潮 |
釣果 | アオリイカ、マルイカ、サバ |
釣り方 | ルアーロッド8ft+PE0.6号+リーダー1.75号 |
エサ・ルアー | エギ3.5号 |
料理 | 刺身、唐揚げ |
シーズン後半のアオリイカ狙いで、怒濤の連釣か? みなさま、ご無沙汰しております。
この一ヶ月間、毎日14時間労働です。もちろん、休日なんてありません(汗)。近場の釣りには出掛けていましたが、HPにアップする時間もありません。
でも、一昨日の取材では、久しぶりに快釣してきました。某釣り雑誌の取材での釣果。
天候は、レインウエアも無意味なほどの土砂降りでしたが、海はベタ凪&無風。
村越正海さんとともに、キロオーバーが連釣しました。ヒットエギは、いつものピンクカラー3.5号。
ただし、この日は多少潮が濁り気味だったのでチャートリュースをキャストしてみたところ、その一投目に最大の1.5キロがヒットしてきました。
エギのカラーはこれまで無頓着だったが、意外と大事だったのかも……。
房総アオリは、現在もいい調子で釣れている様子で、ヘタをすると今年はこのまま秋まで続くかも知れません。
良型アオリに、マルイカやサバも混じった。マルイカやサバも本気でやれば、爆釣間違いなしの気配だ。
内房の海は一面、サバ・さば・鯖・SABA!
釣行日 | 7月上旬 |
実釣時間 | 14〜15時 |
場所 | 千葉県 房総・近所の磯 |
天候 | 小雨・気温26度・中潮 |
釣果 | サバ多数 |
釣り方 | ルアーロッド8ft+PE0.6号+リーダー2.5号 |
エサ・ルアー | メタルジグ28g |
料理 | 竜田揚げ、しめ鯖 |
今年もサバの大群がやって来た!! 連日のデスクワークで耳にするのは、アオリやマルイカ、アジ・サバ・カマス激釣の知らせ。
大貫在住の友人によると、とくにサバの数は尋常ではなく、40センチ級のマサバが大群で押し寄せているとか。それも、陸っぱりの射程距離内にまで……。
というわけで、今回は無理やり時間を作って、久しぶりに息子と一緒にルアーフィッシングへ。
タックルは、いつものエギングロッド&極細PEライン。ルアーは、ブルーカラー1オンスのメタルジグ。
釣り場に到着すると、海面全体がサバのナブラで盛り上がっている状態。そのナブラ目掛けて、息子がフルキャスト!(といっても私の半分ほど)ジグの着水と当時に、高速引き!(といっても私の半分ほど)
しかし、頑張ってリールを巻く息子のジグに、さっそくサバが食いついてきた。「きたよ!」と叫ぶ息子が、サバの猛烈な横っ走りに耐える。やっぱり、この手軽さこそが、サバ釣りの楽しさであり魅力といえる。
海のルアーの入門には、まさしく最高のターゲットなのだ。
結局、ワンキャスト・ワンヒット状態で、30分後、「父ちゃん、もう帰ろう」。
釣り上げたサバは、その場で活き締めしてから、冷えたクーラーボックスで持ち帰るのが基本。
締めサバで食べるなら、頭とワタも速攻で落としておくことをお勧めします。
こうすると、ワタにいる寄生虫が身にまわらなくなるのだとか。
今回のサバは、まだまだ脂の乗りはよくなかったが、これから秋にかけてが楽しみだ。
40センチ級のサバのファイトは強烈!一時期、内房ではサバが全然釣れなかったが、昨年秋ぐらいからサバの回遊が多くなっている。海流の周期が変化したせいか?
ノベ竿五目でシマアジをゲット!
釣行日 | 7月中旬 |
実釣時間 | 13〜17時 |
場所 | 千葉県 内房の小磯 |
天候 | 晴れ・気温28度・小潮 |
釣果 | アジ、シマアジ、メバル、タナゴ、イワシ |
釣り方 | ノベ竿4.2m+ミチイト・フロロ0.8号+ヘラスレバリ6号 |
エサ・ルアー | ジャリメ |
料理 | 刺身 |
ノベ竿五目は、やっぱり楽しい! 単行本の原稿、ついに完成!(祝) で、さっそく次男を連れて、内房の小磯へノベ竿五目に出掛けてきた。
今日はなんだか、アジ、メバル、タナゴ、小メジナたちと、のんびり遊びたい気分なのだ。
平日の夕方、だれもいない小磯に到着。潮は多少払い出している様子だったので、シャバシャバの水コマセを効かせてやる。
と、早くもトウゴロウイワシの群れが回遊してきた。よく見ると、その群れの下にはアジっ子も混じっているようだ。
ジャリメを小さめに切ってハリ掛けしてから、ポイントへ投入。何度か仕掛けを打ち返して流してやると、いきなり玉ウキが消し込む。
「ゴンゴン、ゴンン!」
アジにしては何だか強烈な引きで、竿先が海面に突き刺さりそうになる。これぞ、ノベ竿五目の醍醐味!!やがて浮上してきたのは、このあたりでは珍しい小型のシマアジだった。
内房では珍しいシマアジが釣れた。今年は黒潮が大蛇行しているようだが、その影響もあるのかな?
その後も、アジやメバルなどが小気味いい引きを楽しませてくれたのだが、一度、正体不明の大物にラインをぶっ千切られてしまった。あれは、クロダイの大物か? いや、やっぱりサバかな?
いずれにしても、次回の単行本でもタップリと紹介しているノベ竿五目の楽しさを、再確認させてもらいました。
小型といっても、シマアジの引きはやっぱり強烈でした
久しぶりの養老アユは……、激沈!
釣行日 | 7月中旬 |
実釣時間 | 10〜15時 |
場所 | 千葉県 養老川 |
天候 | 晴れ・気温28度 |
釣果 | 撃沈! |
釣り方 | ノベ竿6.5m+フロロ0.2号+4本イカリ6.5号 |
エサ・ルアー | オトリアユ |
料理 |
養老川のアユは、早くも土用隠れ? 単行本の入稿作業が終わった瞬間、W氏からアユの誘いの電話。
ナイスタイミングというわけで、久しぶりに養老川へアユの友釣りにでかけた。
久しぶりの川釣りで、少しは精気を取り戻せました
オトリ屋の話によると、いい人で30~40匹、悪い人でゼロとか。ずいぶんと釣果にムラがあるようが、この時期、アユの着き場を外すと激沈コースへまっしぐらということなのだ。
そこで、午前中は上流の老川橋から下流の砂防ダムまで、じっくりと川見に費やすことに。しかし、どこのポイントを見ても、アユの姿がない。
「早くも土用隠れなのか?」しかたなく、多少なりともアカ付きのよさそうなダム上のポイントに入ってみた。
養老川にしては流れが結構澄んでおり、周囲の山々ではカッコウの声がコダマしている……。久しぶりの解放感。上流から降りてくる冷気も、じつに気持ちがいい。
釣りもそこそこに、W氏が差し出してくれたビールで乾杯。なんだか、すでにアユはどうでもいい気分。
水面に落ちる木漏れ日を眺めつつ、まったり気分の二人なのであった。
でも、次回こそは本気で攻めにいきます!
冷風が通る清流で、ギンギンに冷えたビールでノドを潤す。これぞ、オヤジの至福の時間(?)。これで、傍らにアユの塩焼きがあれば、もう何もいうことないのだが……
五目釣り師一家、プチ川漁師になる……
釣行日 | 7月中旬 |
実釣時間 | 10〜15時 |
場所 | 千葉県 房総・近所の川 |
天候 | 晴れ・気温32度 |
釣果 | アユ、オイカワ、ハヤ、バス、カニ |
釣り方 | 投網、手モリ、手網、箱メガネ、バケツ |
エサ・ルアー | |
料理 | 塩焼き |
たまには釣りを忘れて、少年たちの狩猟本能を呼び覚ますのだ! ぶっ続けのデスクワークの反動で、またまたフィールドに出掛けてきた。
海岸や堤防は当然のように大混雑状態なので、我々五目釣り師一家は、房総の山を流れる清流を目指すことに。
今日の目的は、「川遊び&川探検」。よって、久しぶりに釣り竿の代わりに手にしたのは、「投網」。これを肩に担いで、川通しに歩いて遡上していく計画なのだ。
息子たちもそれぞれが、箱メガネやモリ、網などを手にし、ときどき出くわす深い淵に備えてライフジャケットも着用して準備万端。
この川の平均水深は子供の足首ほどしかないが、いたるところに瀬や淵があって、そこにアユやヤマベ(オイカワ)などが溜まっている。先行する息子たちがこういったポイントを発見すると、そこで投網を一閃! 網の中に入った魚たちを子供たちが捕まえるというタッグ作戦だ。最初は、水中の魚の姿をなかなか発見できなかった息子たちも、慣れてくるに従って急速に発見のペースが上がってくる。
釣りをする人ならご存知のように、水中の魚を探すのは「視力」ではなく「眼力」。
水底や水草、流れのヒダが創り出す一定のパターン模様に、ちょっとでも合致しない「存在」があれば、それが魚というわけだ。魚たちはつねに上流に頭を向けていることを知れば、アプローチの角度や方法も見当がつくだろう。
また、地上の人間の話し声には、魚もほとんど警戒しないが、河原の石を踏みつける音や水の中を歩く音には、瞬時に警戒する。さらに、瀬の魚はこちらからも見えにくいが、魚からも地上の人間が見えにくい。
逆に、静水のヒラキでは、かなり遠方の人間でも「フィッシュ・ウインドウ」の原理で発見されて、あっという間に一匹残らず逃げ去ってしまう。
昔は、身近にこうしたことを教えてくれる人がいたものだが、いまではそれもあんまり期待できない。もちろん、学校の教科書なんかに書いてあるはずもない。でも、こればっかりはむしろ「習うより慣れろ」だろう。
一年に一回でも、こうした経験は子供たちを確実に大人にしていく。
結局、こうした観察力を普通に体得してきた人は釣りをやらせても確実にウマイし、その感性は生活のなかでも間違いなく役立っているのだと思う(ちょっと話が極端か?)。…そんなことを久しぶりに考えつつ川を遡上していたら、いつのまにやら、バケツの中には結構な獲物がゲットされていた。これで息子たちも、少しは狩猟の本能に目覚めてくれたかな?
ちなみに、川で投網を打つときには、鑑札(年間で7,000円ほど)が必要となりますので、念のため。
投網やモリの使い方については、『海遊びの極意』で紹介しています!
ゲットした魚たちをさっそく炭火焼きにして食す。こうしてみると、房総の清流もなかなか捨てたもんじゃありませんね。
手長エビは撃沈するも、天然ウナギをゲット!!
釣行日 | 7月下旬 |
実釣時間 | 19~21時 |
場所 | 千葉県・近所の川 |
天候 | 晴れ・気温34度 |
釣果 | ウナギ50cm |
釣り方 | タコ糸、ウナギバリ14号 |
エサ・ルアー | ドバミミズ |
料理 | 蒲焼き |
手長エビのポイントは、全滅!! 房総半島に台風が直撃した翌日は、富士山が見えるほどの晴天。
で、今日は夏休みに入った息子と一緒に「手長エビ」釣りへ。
理想を言えば、手長エビは曇天時か雨の日に釣りやすいのだが、近所にある池には水面に蓮の葉が覆っているので、その暗がりを狙うと結構釣れてくるのだ。(詳しい釣り方については、『はじめての釣り超入門』で紹介しています!)
しかし、久しぶりに現地に到着して仰天。ナント、蓮の群落がすべて消滅しているのだ。
水辺でウナギ釣りの準備をしていた爺さん釣り師に話を聞くと、ブラックバスを撲滅させるために撒いた大量の薬のせいで、こうなったとのこと。
「手長エビなんて、もう、一匹もいないよ」
外来生物法の施行によって、「害魚」とのレッテルを貼られたブラックバス。そして、それを駆除するための予算で、特定の利害関係者が、特定エリアの生物を皆殺しにする……。
「薬を使った」という爺さんの話の信ぴょう性が確認できないだけに、なんだかグッタリとした気分になっていると、「でもさ、ウナギだけは、なぜか生き残ってるんだ」とか。
そういえば、明日は土用の丑の日。
よし、気分と場所を換えてウナギ釣りにチャレンジだ!
やっぱり、夏はウナギの夜釣りが楽しいのだ! というわけで一度家に帰り、菜園を掘ってエサのドバミミズを探すと、昨日の大雨のせいか、極太極上のドバが短時間に大量にゲットできた。
夕方になるのを待って向かった先は、我が家の下を流れる小川。
ここで釣りをしている人を見たことはないが、一応、ハヤやハゼ、アユも遡上する穴場だ。
そして、この時期はウナギも釣れる。
タコ糸に数本のハリを結び、さらに、糸の先端にオモリ代わりの石を結ぶ。
さきほどのドバをハリ掛けしたら、ポイントに沈めて準備完了。
夜の9時。再び、息子とともに川に降りて、4組ほど沈めた仕掛けを一本ずつ回収してみる。
最初の一本目は、ハゼの一荷。 二本目は、空振り。 三本目は、巨大なハゼ。
そして、最後の仕掛けをゆっくり回収する息子……。
水中に細長い白い腹が見えた。「やった、父ちゃん!」
懐中電灯の光に照らされたウナギ。
サイズは小さかったが、これで昨年のリベンジも果たせたのであった……。
置きバリを回収しに出掛けるときは、最高にドキドキする。夏の夜は、やっぱりコレなのだ!
後日、かばやきにしたウナギ。焼き縮みするので、1人前という量だったが、味は激ウマ! スタミナつきそうです
久慈川へ……。今期初のアユ釣りプチ遠征
釣行日 | 8月上旬の2日間 |
実釣時間 | 8時間ほど |
場所 | 茨城県 久慈川 |
天候 | 晴れ・気温36度 |
釣果 | アユ9匹 |
釣り方 | 友釣り仕掛け(新素材系0.1号+7号4本イカリ) |
エサ・ルアー | オトリアユ |
料理 | 塩焼き |
最後の入れ掛かりで、痛恨の親子ドンブリ! 暑い、熱い日が続いてますね。
房総の海も確実にヒートアップしており、ワカシやカツオといった黒潮の申し子たちが、堤防からコンスタントに釣れてます。チャンスタイムは早朝で、20グラム前後のメタルジグの高速引きが基本の釣り方です。
この時期のワカシは、食味がいまひとつと言われていますが、先日刺し身で食べてみたら、スッキリとした味で結構おいしかったです(現地での活き締め、氷詰めは必須です)。
でも、今回の目的は海ではなく、清流のアユ。
久しぶりに涼を求めて、大好きな久慈川に出掛けてきました。
自宅から5時間のドライブ後、久慈川の河原で悪友のMと合流。さっそく釣りを開始するもアユの追いは弱く、釣果は20センチ級を数匹のみ。バラシも多かったが、これは今期から掛けバリを3本イカリから4本イカリに変えたせいか?
宿に帰る途中、オトリ屋に寄ってみると、主人が今日釣ったというアユを見せてくれる。
氷詰めされた数匹のアユは、どれも体長25センチ前後だ。話を聞くと、ポイントを選べば尺オーバーも狙えるのだとか!
「いるところには、いるもんだなぁ」。
翌日は昼までの勝負だったので、朝イチから実績ポイントへ向かうも、すでに多くのアユ師で満員状態。しかたなく、ポイントを転々とした後、最終的に舟生のポイントまで下ってきた。
ここでダメなら出直しだ。仕掛けは昨晩、宿で作った新素材(水中抵抗がゼロ?との触れ込み)のもの。
たしかに感度は素晴らしく、アユの泳ぎもまずまず。
最初はチャラで泳がせてみたが、全然、反応がないので、オモリを付けて瀬を攻めるとこれが正解。
それまでの不調がウソのような入れ掛かりが始まった(時間帯もよかった?)。
サイズは20センチ前後だが、久しぶりの「ガツン!ギューン!」を堪能。
ところが、好調に釣っていた6匹目、一気に目印が飛ぶほどの良型が掛かり、竿を立ててためようとした瞬間、ラインが高切れ。痛恨の親子ドンブリだ!
川の状態は最高だったものの、アユの数は意外と少なかった。まあ、清流の風を感じるだけでも気持ちよかったですが……
仕掛けをチェックしてみると、新素材と付け糸の編み込み部分が解けていた。
やっぱり、ビールを飲みながら仕掛けを作ると失敗するなぁ。
反省しきりの五目釣り師でした……。
(でも、天然アユの塩焼きは絶品でした!)
レンタルボートで、激動の耐久五目リレー釣り!
釣行日 | 8月中旬 |
実釣時間 | 9時間 |
場所 | 千葉県 房総・岩井沖 |
天候 | 晴れ・気温32度・小潮 |
釣果 | アジ、イワシ、メバル、カサゴ、ソウダ、コチ、マトウダイ、ほか10目以上 |
釣り方 | 泳がせ仕掛け、サビキ仕掛け、ルアー |
エサ・ルアー | イワシ、アオイソメ |
料理 | 刺身、塩焼き、ほか |
イソメリグで、怒濤の入れ食い! 今回の釣り場は、内房総の岩井海岸。
ここでは、船外機付きのレンタルボート(3~8人乗り)を扱っていて、仲間同士で利用すれば、ひとり数千円という格安料金でボートフィッシングを満喫できるのだ。
もちろん、手前船頭ならではの気楽さで、航行上のルールと安全に留意すれば、自分たちの好きな釣りを自由に楽しめる(船舶免許は必須ですが……)。
出船は朝の5時。ポツポツと雨粒が落ちる天候だったが、炎天下で釣るよりは全然マシだ。
相棒のW氏とともに、ライジャケの下に雨具を着込んで、いざ出港。
まず最初に向かったポイントは、航程10分ほどにある海水浴場前の「中根」。
水深6~7mほどで、手漕ぎボートでも十分に楽しめるポイントだ。
さっそく、潮上側のカケアガリを魚探でチェックすると、早くもアジの反応が出ている。
こういった、根回りのアジ狙いでは、サビキ仕掛けの下バリにアオイソメを一匹掛けするのがお約束。これに大アジが食いつくことが多いし、カサゴやメバル、ときにはマダイまでがヒットすることがある(大きいのは、瞬時にブッチ切られるが)。早朝のうちならコマセも必要ないので、手返しよく攻めれば爆釣まっしぐらである。
さっそく、仕掛けをスルスルと下ろしてみると、着底と同時に強烈なアタリ!
ライトタックルをぶち曲げて上がってきたのは、居着きと思われる金アジの一荷だ。
サイズは平均20センチ前後だが、刺し身やタタキで食べるなら、これぐらいが一番おいしい。
続いての投入では、メバルを2点掛けでゲット。
W氏も着実に数を伸ばし、ほんの30分でイケスには40匹ほどのアジと良型のメバルが泳いでいた。
これだけあれば、お土産はもう十分だろう。
端物狙い用にウルメイワシも30匹ほどキープして、いよいよ今回の本命ターゲット・照りゴチ狙いのポイントへと移動する。
W氏は外道に悩まされつつも、9時間に及ぶ耐久五目釣りを堪能しておりました!
壮絶? 巨大シイラとのバトル! 移動時間は10分ほどだが、いい感じの潮目が出ていたので、船尾からメタルジグを流してみることに。
すると、ルアーを流し始めて3分も経たないうちに何かがルアーに食いついた。
「ヒット、ヒット~!!」。
ロッドを手にしていたW氏が興奮気味に叫ぶ。
猛烈な勢いでリールのスプールが逆転し、一気にラインが引き出されていく。
操船していた私が瞬時にスロットルを戻して後方を振り向くと、海面で巨大なシイラがジャンプ!
さらに、再度の大ジャンプをかまされて痛恨のバラシ。
「ク~ッ、いまのデカかったぁ~!」
子供のように悔しがるW氏は、マゴチは後回しにして、そのままルアーを引くことを提案。
そこで、今度はさらに沖の潮目を流してみることにした。
それから5分後、またもやシイラがヒット!
やっぱり、結構な数のシイラが湾内に入っているようだ。
しかし、今回はバラシ防止のためにアシストフックを装着していたにもかかわらず、またしてもジャンプ一発でフックアウト。
熱くなった私は、その場にボートを止め、周囲をウロウロしている数匹のシイラ目掛けてジャークベイトをフルキャスト。連続ハイパートウィッチで誘ってくると、一匹のシイラが猛烈な勢いでルアーに追従してきた。
「食え、食え!」。
思わず叫ぶと、同時にフッキング。今度は確実に追いアワセを何度も入れる。
が、再三の激しいテールウォークでダメ押しのフックアウト。思わずその場にへたり込んでしまった。
「オレたちって、釣りがヘタクソなのかな?」。
しばらく、自己嫌悪に陥るオヤジたちであった。
でも、東京湾内の海水浴場の眼前で、こんなビックゲームが繰り広げられているとは、ビーチでのんびりと寝そべっている人には想像もできないことだろう。
泳がせ釣りではダブルヒットも! さて、つかの間のシイラバトルで熱くなった二人は、気を取り直してマゴチポイントへ。
釣り場は、クロダイ釣りで有名な岩井袋の「沖ノ根」。
眼前には孤高の浮島が迫り、なかなか風光明媚なロケーションである。
根は水深5mから一気に40mまで落ち込んでいるが、マゴチ狙いの場合は、根をかわして15m前後のフラットな砂地を流していく。
釣り方はイワシエサの泳がせ。さっそくW氏にヒットしたのは、少々B級なワニゴチだ。
続いて、私の仕掛けにもイワシが暴れているのが伝わってきた。
ロッドを送り込みながら本アタリを待つ。
この瞬間こそが、泳がせ釣りの醍醐味だろう。
ほどなくして、竿先が絞り込まれたところで確実に竿を立てる。
ズッシリとした手応え。
やがて浮上してきた魚は、体長50センチはありそうなマトウダイだ。
この魚、ルアーのジギングでもよくヒットしてくるが、味のほうはカワハギ同様にキモ和えにして食べると絶品。
今日の夕餉が楽しみだ。
この後も、ひと流しに一度は必ずアタリがある状態が続く。
スッポ抜けやバラシも多く、この釣りの難しさをあらためて思い知らされてしまったが、コチやカサゴ、エソ、マトウダイなどが飽きない程度に釣れたし、一度はダブルヒットもあるほどだった。
ホント、内房の海は泳がせ釣りの入門に最高なのだ。最後の最後も苦笑いで終了!
イワシがなくなったらサビキ釣りでキープして、それをまたエサにするという繰り返しで、気がついたらすでに朝から9時間以上も釣りをしてしていた。もう十分に楽しんだので、最後に定置網近くを流しながら帰港することに。
すると早くも「アタったよ~」と身を乗り出して竿を送り込むW氏。
10秒、20秒……。
ようやく40秒後にしてアワセを入れたものの、本日通算12回目のスッポ抜け。
仕掛けを回収してみたらイワシが半分だけ食いちぎられていたので、さらに悔しがるW氏だった。
続いて、私の竿にもアタリ。
ガッチリと竿を立てると、今度は久しぶりのジャストミートだ。
かなりの引き込みを楽しませてくれるので、カメラを向けるW氏に思わずガッツポーズ。
しかし、やがて浮上してきたそいつは、カマボコの高級素材(巨大エソとも呼ぶ)だった……。
最後まで苦笑い連発のオヤジ二人だったが、アジサビキ、シイラ、端物狙いとなかなかに充実した一日を過ごせたのであった。
五目釣り師ファミリー、北海道で五目釣り!
釣行日 | 8月下旬の5日間 |
実釣時間 | |
場所 | 北海道 道東エリア |
天候 | 晴れのち雨・気温19〜22度 |
釣果 | カレイ、クロソイ、メバル、ウグイ、カジカ、ガラ、ほか |
釣り方 | チョイ投げ(ルアーロッド1.8m+オモリ3号+流線バリ9号) ルアー(シーバスロッド2.4m+PE0.6号+スプーン18~28g) |
エサ・ルアー | アオイソメ(生または塩漬け) |
料理 | 塩焼き、ほか |
北海道は、やっぱり五目釣りのパラダイスなのだ! 時間を無理矢理ひねり出して、5日間ほど北海道へ出掛けてきた。
基本は家族サービスだが、時間があれば久しぶりにカラフトマスも狙うつもりだ。
房総から羽田空港までは、高速バスを使えば一時間足らず。10時過ぎには北海道・釧路空港に到着していた。アクアラインができて、移動だけは本当に便利になったなぁ……。
で、最初に向かったのは、釧路市内にある市場。
キャンプ用の食材として、ここで花咲ガニやボタンエビ、トキシラズ、トウキビ、ジャガイモなど、北海道ならでの新鮮素材を激安でゲットする。
まずは、20年来通い続けている釧路の「和商市場」で、キャンプ用の食材を物色する。息子がカニを食べたいというので、タラバより飽きの来ない花咲ガニをゲット
続いて向かったのは、尾岱沼港。
ここでは、メバルやカレイが釣れるほか、状況がよければカラフトマスも狙えるのだ。
さっそく息子たちにチョイ投げで釣らせてみると、クロソイやガヤ(エゾメバル)、カレイなどが入れ食い状態に!
港内のチョイ投げで、カレイやメバルが入れ食いになる。これぞ、北海道の底力。「とうちゃん、来年もここで釣りやろう」
あまり釣っても食べ切れないので、小さいのはすべてリリースした。
一応、カラフトマスも狙ってみたが、こちらは残念ながら回遊していないようだ。
その日の晩は、キャンプ場で大量の炭を起こし、海幸の食い放題パーティをじっくりと堪能。
ホント、北海道は豊饒の地だと実感したのだった。
雨のち雨? 北海道は大雨洪水警報が発令! 二日目以降は、当地で牧場を経営している先輩からキャンピングカーを借りて、知床方面へ向かう。
海では、さらなる五目釣り三昧とカラフトマス狙い、そして、渓流ではアメマスとオショロコマを狙う予定だ。
息子も、初めての渓流釣りを楽しみにしている。
ところが、いつしか空は低い雲で覆い尽くされ、やがてポツポツと雨が降ってきた。そして、羅臼港に到着したときには、本格的な土砂降り状態。ラジオで気象予報を聞くと、ナント、大雨警報が発令されている。
しかたなく、しばらくは車の中でトランプなどをして過ごしていたが(こんなときにはキャンピングカーは便利なのだ)、しびれを切らした息子が「とうちゃん、釣りしよう」。
そこで、港内で車から一番近いポイントでチョイ投げを試すことに。
雨具がほとんど役立たないほどの大雨だったが、そんなの関係ないとばかりにメバルやカジカを爆釣していく息子。
ズブ濡れになりながらも、ホント、うれしそうだ。房総でも、こんなにバカ釣れできる場所はないからなぁ。
「気の済むまで、好きなだけ楽しめよ!」
何だか昔の自分を思い出して、胸の奥に少しだけ熱いものが込み上げてしまった……
来年は本気でリベンジだ! その後は、連日の雨、雨、雨。
途中、川で竿を出してみるも、大雨の濁流で釣りにならず。
初の渓流魚ゲットを期待していた息子は残念そうだったが、一応、海の五目釣りは堪能したこともあって、その後は観光地や温泉めぐりなどをして過ごしたのだった。
まあ、のんびりしたいヨメさんにとっては、むしろ、恵みの雨だったのかな?
それでも最終日の朝は、家族が寝ている状態でキャンピングカーを走らせて、知床にしつこくカラフトマスを狙いに行ってみた。早朝4時。
すでに、好ポイントには釣り人がズラリと並んでいる。少し離れた場所で20gのスプーンをキャスト。
当地では、ウキとルアーを併用する釣り方がポピュラーなのだが、もちろん、ルアー単独でも十分に釣れてくる。
そして、3投目。
コツコツとした前アタリが出る。
ここで合わせると100%スッポ抜けに終わるので、そのままリトリーブを続けるのがマス釣りのセオリーだ。
竿先に十分な重さを感じたところでアワセを入れ、ガッチリとフッキングさせる。
海面下で「ギラリ」と50センチほどのカラフトマスが反転する。
8フィートのルアーロッドがバットから絞り込まれる。
久しぶりの感触に、思わず口元が緩んでしまう。
と、その瞬間、ラインのテンションが消え去る……。
痛恨のバラシ!その後、雨の中で2時間ほど粘るも結局アタリもなく、北海道での短い釣りは終了したのだった。
当然、来年もリベンジだ!
夏休み最後の週末は、のんびり気分でハゼ釣り
釣行日 | 8月下旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県 木更津牛込漁港 |
天候 | 晴れ・気温32度・小潮 |
釣果 | ハゼ多数、モクズガニ |
釣り方 | ノベ竿3.6m+ミチイト1号+ハリス0.6号+流線バリ7号+ガン玉3B |
エサ・ルアー | ジャリメ |
料理 | 唐揚げ |
干潟は海のパラダイスなのだ! 海の生き物たちの「ゆりかご」ともいわれる干潟。
その干潟が、東京湾を横断するアクアラインの千葉県側に広がっている。
「盤洲干潟」と呼ばれるそのエリアは日本でも有数のノリの産地で、東京湾とは思えないほど水色もクリーン。
そして、もちろん魚たちも数多くの種類が棲息している。
今回出掛けたのは、その干潟の一角にある牛込漁港。
夏休み最後の週末、息子たちとハゼ釣りに興じようというわけだ。
この港は小規模だが、ハゼの魚影はかなり濃く、東京からやってくるベテラン釣り師も多い。
彼らの釣り方は、軟調のノベ竿を使っての「フカセ釣り」。
ラインの変化でアタリを取るのが基本だが、竿先に直接アタリを感じたときでもハゼに違和感を与えにくいので、ビギナーにもオススメの釣り方だ。
この釣り場での最大のコツは、「エサの付け方」。
通常はジャリメをハリに通し刺しにしてから、タラシを少しだけ残してカットするのだが、ここでは丸ごと一匹使いにしたほうが圧倒的にアタリが多くなる。
普段から干潟の豊富なエサに恵まれているせいなのか、カットした小さなエサでは食いが悪いのだ。
よって、半日ほど楽しむとして、ジャリメは2パック用意しておくのがいいだろう。
で、さっそく息子たちが釣りはじめると、体長10~17センチほどのハゼがどんどん食ってくる。
投入した仕掛けがゆっくりと着底してから(オモリは軽いほうが、断然食いがいい)、手前にスローに誘い上げてやると「グググッ!」と竿先が引き込まれる。
そのまま、誘い続けてやると自動的にハリ掛りするというわけだ。
久しぶりのハゼ釣りで、新しい発見も! 一方、私が試してみたのは、バスロッド+極細PEライン+スプリットショットリグ(ガン玉3B&流線バリ8号)でのチョイ投げ。
ジャリメも3匹ほどフサ掛けにして、より大型のハゼを狙おうという魂胆だ。
しかし、いきなり釣れてきたのは7センチほどの小型。続いて、10センチ、8センチ、11センチ。
大きくエサ付けしても、釣れるハゼのサイズには関係なかった……。
ただ、この釣り方で新たな発見をした。
使用していたバスロッドは超高感度のティップを持ち、伸びのないPEラインと組み合わせたことによって、ハゼの微細なモタレも金属的なアタリとなって手元にビンビン響いてくる。
ようするに、ノベ竿ではイトふけで取るような小さなアタリが、手応えとして明確に伝わってくるのだ。
当然、ハゼにも違和感を与えやすくなるため、すぐにエサを吐き出してしまうが、電撃的なアワセを入れることによって、スローなフカセ釣りの数倍の速度で釣果を伸ばすことができる。
実際、このときは5分間で10匹ほど釣り上げた。
ハゼ釣りも奥が深いんだなぁ~。
盤洲周辺の各港では、10月頃までハゼの数釣りが楽しめるので、もう一回、出掛けてみるつもりだ。
久しぶりのハゼ釣りを満喫。これから秋にかけてハゼも成長してくるので、房総への行楽を兼ねて楽しんでみてはいかがでしょう?
秋のアオリイカ開幕。いきなり、キロオーバー炸裂!
釣行日 | 9月上旬 |
実釣時間 | 20分 |
場所 | 千葉県 近所のゴロタ場 |
天候 | 晴れ・気温32度・大潮 |
釣果 | アオリイカ3バイ |
釣り方 | バスロッド1.7m+PE0.6号+フロロ1.75号50センチ |
エサ・ルアー | エギ2.5号ピンク |
料理 | フルコース? |
今期のアオリイカは、期待度120%!? 先日、近所のゴロタ場でコロッケサイズの小型アオリの群れを数ヶ所で発見した。この調子なら、今期も大いに期待できそうだなぁ……。
ということで、今日は久しぶりのエギング。
といっても、家族サービスで磯遊びに出掛けたついでだったので、エギを投げたのは、ほんの20分ほど。
水深は、1~1.5mほどの遠浅のエリア。
砂地に隠れ根が広範囲に点在している、秋の典型的なポイントだ。
エギのサイズは、小型アオリを想定して2.5号をチョイス。
向かい風だったので、フルキャストしても15mほどしか飛ばないのだが、予想通りに一投目からコロッケサイズがワラワラと湧いてきた。
多少、台風のうねりが入ってくるエリアだったものの、何とかエギをコントロールして見釣りで一匹目をゲット。
続いて、息子にロッドを持たせると、ナント、一投目で念願の初アオリをゲットしたのだった。
小さいけれど生涯初のアオリイカに、ご機嫌の息子。この後、私にも「ズド~ン!」と大きいのがヒット。近くで磯遊びをしていたお姉さんたちも、ビックリしておりました。
ちなみに、今回使用したタックルは、バス釣り用のウルトラ・ライトアクションのロッド(1.7m)に、メインラインはPEの0.6号。
じつは、先日のハゼ釣りで大活躍してくれたタックルでもある。
なので、子供でも手軽にエギングを楽しめるし、小型アオリが相手でも結構、強烈な引きを体験できるのだ。
釣ったアオリイカを、少しの間だけバケツの海水に放っておくと、体色が目まぐるしく変化する。
この様子にも、感心しきりの息子たちであった(もちろん、これらはオールリリース)。
帰りぎわ、ラストの一投とばかりにフルキャスト。
水深が浅いので、ほとんど水面直下での横ジャークで誘ってくると、「ズドーン!」と強烈なアタリ。
リールのドラグも緩かったせいか、一気に20mほど走られてしまった。
相手はそれほど大きくはないが、ウルトラライトのタックルだと最高に楽しめる。
何とか走りを止めてやると、海面に浮上したのはキロ級のアオリだ。
ガッチリとエギを抱いている様子だったが慎重に引き寄せて、最後は息子が磯遊び用の網でランディングしてくれた。
バスロッドを使ったライトタックル・エギング、とくにビギナーの方にオススメです!
こんな海草がエギに引っ掛かってきたら、アオリがいる可能性大。しばらく粘ってみる価値アリなのだ。
アユの友釣りで、パワフルなファイトを満喫!
釣行日 | 9月中旬 |
実釣時間 | 14〜16時 |
場所 | 神奈川県 早川 |
天候 | 晴れ・気温32度 |
釣果 | アユ5匹20〜23cm |
釣り方 | 渓流竿6.5m+PE0.1号+ハリス1.5号+3本イカリ7.5号 |
エサ・ルアー | オトリアユ |
料理 | 塩焼き |
シーズン終盤のアユは、どれも良型ぞろいだったのだ! ここ二週間ほど、釣りの取材や来期に向けての仕事のダンドリなどで、なかなかプライベートの釣りに行けなかった。
そして、今日も写真撮影のために湘南方面へ。
でも、時間が余ったら酒匂川にでも寄ってみるつもりで、しっかりとアユ釣りの道具は用意していったのだ……。
思ったよりも早く仕事が終わった(終わらせた?)ので、さっそく酒匂の状況視察へ。
しかし、釣り人の数は多かったものの、あんまり釣れている様子はない。
で、隣を流れている早川もチェックすることに。この早川は、アユのエサ釣り、毛針釣り(チンチン釣り)、そして友釣りが共存している珍しい川だ。
規模こそ小さいがアユの魚影は濃く、私が好きな河川でもある。
さっそくオトリ屋で状況を聞いてみると、「数は出ないけど、大きいのが釣れるようになったよ」。
時刻は、すでに午後二時を回っている。
釣りをできる時間はわずかだが、ここまできて竿を出さないわけにはいかないだろう。
オトリを一匹だけ購入して、オトリ屋に勧められた風祭橋のポイントに入ることにした。
ここは早瀬とチャラが連続する好場所なのだが、見通せる範囲に釣り人の姿は皆無だ。
釣れていないのかなぁ、と思いつつも竿を出す。使用するロッドは、いつも房総の川で使っている渓流竿。長さは6.5m。早川のような小河川では、この短さがじつに使いやすいのだ。
一匹だけの貴重なオトリだが、時間がないこともあって、いきなり早瀬の流心から攻めていく。
前回、久慈川で使った極細PEの水中イトは、オモリなしでも簡単にアユを沈めてくれた。
流れの白泡の中で、わずかに見える黒石の周辺にアユがヒラを打っているのが見えた。
チャンスとばかりに、流れに沿ってじりじりとアユを引いていくと「ガツガツ、ギュィーン!!」。
軽量の渓流竿が、一気に満月を描く。
目の覚めるような強烈なアタリに気を良くして、慎重にアユを引き寄せる。
バッチリ背掛りしたのは、幅広の23センチ。デカイ!
それをオトリにして、さらなる急流を狙うと、またもや「ガツギューン!」。
10mほど下流まで歩かされたが、なんとかタモ入れ成功。
これも同サイズだ。「早川、侮るべからず!」
その後、バラシやハリス切れがあったものの、何とか5匹の良型アユを釣ることができた。
時間は短かったが、久しぶりに大満足のアユ釣りだ。
片手でも扱える軽量の渓流竿で釣ったから、なおさら楽しめたのかも。
渓流竿でのアユの友釣り、ビギナーの方にも超オススメです渓流竿による友釣りのテクニックは、『はじめての釣り超入門 』でくわしく紹介しています。
追い星クッキリの良型アユたちは、久しぶりにパワフルなファイトを楽しませてくれました。
北浦のホソで、柿の種級のマブナ釣りを堪能する。
釣行日 | 9月下旬 |
実釣時間 | 2時間ほど |
場所 | 茨城県 北浦のホソ |
天候 | 晴れ・気温18度 |
釣果 | マブナ50匹(3〜10cm) |
釣り方 | 小物竿1.2m+シモリ仕掛け+タナゴバリ |
エサ・ルアー | アカムシ |
料理 | リリース |
台風に翻弄され続けた9月。合間に小物釣りを楽しむ 9月は多発した台風によって、取材やプライベートでの釣りは大幅な変更を余儀なくされた。本来なら、いまの時期は釣りの絶好機のはずなのに……。
今日も、ワラサ釣りの取材で鹿島沖に出船したものの、強風・高波のために竿も出さずに帰港!
(当然、近々再取材の予定)。
このままじゃあ帰れないと、村越正海さんたちと北浦へ。
なぜか車のトランクに積んでいた小物釣り道具を引っ張り出して、久しぶりにマブナ釣りを楽しむことにした。
ポイントは、こんな感じの小場所。北浦周辺のホソならどこでも釣りが可能だが、できれば本湖と水門で繋がっているエリアを探すのがオススメだ。水深は1mから50センチほどのポイントが釣りやすい。
仕掛けは、玉ウキ仕掛けかシモリ仕掛けに、ハリは小型のタナゴバリをセット。エサはアカムシをチョンガケすればOKだ。
(仕掛けの作り方やポイントの探し方、釣り方のコツなどは相当奥が深いので、もっと詳細を知りたい方は、拙書『川釣りの極意』を参考にしてみてください)。
この日は、北浦の平野にも強風が吹き荒れていたので軽量仕掛けの操作には難儀したものの、5センチ前後のマブナ(通称・柿の種)が小気味いい引きを楽しませてくれた。
ちなみにトップ目は、私が自作した遅ジモリ仕掛けを駆使していた村越さんでした……。
南房総の堤防で、今期初のノベ竿メジナを楽しむ
釣行日 | 10月上旬 |
実釣時間 | 30分間 |
場所 | 千葉県 房総・白浜周辺の堤防 |
天候 | 晴れ・気温23度 |
釣果 | メジナ12匹 |
釣り方 | 小物竿4.2m+ウキ仕掛け+ヘラスレバリ6号 |
エサ・ルアー | 大粒アミエビ |
料理 | 塩焼き |
秋の休日に、のんびりフィッシング&モクズガニ獲り いよいよ10月。房総の空も澄み切って、気配はすっかり秋だ。
今日は久しぶりに、家族と一緒に南房総へ。狙いは、堤防まわりのメジナたち。
と、その前に子供たちは磯遊び。パンツ一丁になって、白浜の小磯ではしゃぎ回る。
手網を手にした長男は、川から降りてきたと思わしき「モクズガニ」の巨大なのをゲットして大喜び。(夜に作ったカニ汁は激ウマでした!)
その後、乙浜港までの状況をチェックしてみるものの、どこも満員御礼状態。
しかたなく、唯一、ガラ空きだった野島近くの堤防に入ってみることに。
海は凪&無風、潮には適度なニゴリが入っていて、ノベ竿釣りでの条件としては理想的だ。
さっそく、4.2mのノベ竿で息子が一投目。
ウキが払い出しの潮にいい感じに乗っていく。
すると、ゆっくりとウキが沈んでいくメジナ特有のアタリが。
アワセを入れると、束の間のファイトで上がってきたのは手の平サイズの小メジナ。
サイズは不満だが、一応の本命ということでクーラーにキープ。
「今日は、12匹釣って帰る」と息子。
ならばと、沖から良型が寄ってくることを期待して、水シャバコマセを少量ずつ足元から流していく。
エサはアミエビ、ハリはお約束のヘラ釣り用のスレバリ。このハリには「カエシ」がないので、手カエシも圧倒的に早くなるのがメリットなのだ(ビギナーの方にも断然オススメです!)
結局、30分後にノルマを達成し、なんとか20センチアップも釣り上げた息子が、「とうちゃん、もう帰ろう」。
今年のメジナは、好調の予感です。
ちなみに、塩焼きで食べてみたら脂が結構乗っていておいしかったです。
ノベ竿メジナ再びは……、木っ端の嵐!
釣行日 | 10月下旬 |
実釣時間 | 1時間 |
場所 | 千葉県 房総 近所の堤防 |
天候晴れ・気温16度 | 晴れ・中潮 |
釣果 | メジナ小20匹 |
釣り方 | 小物竿4.5m+ウキ仕掛け+ヘラスレバリ6号 |
エサ・ルアー | オキアミM |
料理 | リリース |
房総の海は、まだまだ水温が高い? 今日の釣りは、某一般雑誌の取材。
我が家の暮らしぶりを紹介するという奇特な企画?で、釣りの撮影はホンの一コマだ。
担当編集者も「一匹釣れればOKですから」というので、近場の釣り場で軽く済まそうと出掛けてみる。
例のごとく、釣り方はノベザオでのウキ釣り。
さっそくポイントに仕掛けを流してみると、手の平サイズの小メジナが入れ食い状態になる。
5分ほどで撮影終了かと思ったら、カメラマンから「もう少し大きいのを!」との要求。
そこで、堤防脇の小磯に場所を移動し、水コマセを効かせながらあらゆるタナを狙ってみる。
しかし、釣れてくるのは依然として木っ端サイズ。
かれこれ20匹以上釣った頃、ようやく編集者からOKの合図。
結局、最大は20センチ足らず……。
例年なら、そろそろ30センチ級も顔を出すはずなのだが、まだまだ水温が高いのだろうか? 11月に期待しよう。
魚の気配は濃厚だったのだが、ヒットしてきたのは手の平サイズのメジナだけだった……
久しぶりの管理釣り場で、息子と一緒にニジマス釣り
釣行日 | 10月下旬 |
実釣時間 | 1時間 |
場所 | 千葉県 管理釣り場ジョイバレー |
天候 | 晴れ・気温23度 |
釣果 | ニジマス18匹(25~40センチ) |
釣り方 | ルアー竿1.6m+フロロ3ポンド |
エサ・ルアー | スプーン0.8~1.8g |
料理 | 燻製、手まり寿司など |
管理釣り場は、平日でもカップルたちで大賑わいなのだ! 今日は、学校が休みで家にいた息子が「父ちゃん、釣り行こう」。
というわけで、今回は千葉県の管理釣り場「フィッシングクラブ・ジョイバレー」に出掛けてきた。
息子にとっては、初めてのカンツリだ(私も超久しぶり!)。
受付後、エリア内を見渡してみると、メインポンドは若い人のグループやカップルたちで大賑わい。
広いエリアなので釣り座の確保に困ることはなかったが、最近の管釣りって、いつもこんなに人気なんだろうか?
さて、今回息子が使ったロッドは、いつも海でメバルやカサゴを釣っているルアーロッド(ラインはフロロの3ポンド)。使い慣れたタックルがいいだろうと私が勧めたのだが、エリア専用ロッドに比べるとティップが硬めだったせいか、想像以上にアタリを弾かれることが多かったようだ。
ジョイバレーは、千葉県では数少ない貴重な管理釣り場のひとつ。息子も「ルアーで釣れる」ことが気に入った様子だった。
それでも、釣果は一時間ほどで15匹と大満足(私は、ドライフライで3匹……)。その怒濤の釣れっぷりには、隣のカップルも唖然としていた。もしかしたら、硬質のロッドとラインがルアーの泳ぎに微妙な波動?を与えていたのかも知れない。
普段は、海や川での釣りを楽しんでいる息子も「父ちゃん、またここに来よう」。
すっかり、カンツリにハマったようだ。
ちなみに、ジョイバレーでは釣った魚の持ち帰りは自由で、クーラー用の氷も販売している。
もちろん、ウチも10匹ほど持ち帰り、燻製や手まり寿司などにして味わいました(息子たちによると、手まり寿司が激ウマだったとか……)。
南房総ランガン150キロ! それでも木っ端の嵐!
釣行日 | 10月下旬 |
実釣時間 | 12時間 |
場所 | 千葉県 南房総一帯 |
天候 | 晴れ・気温22度・小潮 |
釣果 | 小メジナ、キュウセン、シマダイ、ほか |
釣り方 | ルアー竿1.6m+PE0.6号、ノベ竿+ウキ釣り仕掛け |
エサ・ルアー | アミエビ、アオイソメ |
料理 | リリース |
房総の海は、イワシの群れでジュウタン状態! 今日はエサ釣り雑誌の取材。
同行した編集者から出されたテーマは、「手軽なタックルでの五目釣り」。
最近の海の状況はいまいちだったが、まあ、南房総一帯をランガンすれば何とかなるでしょ!と朝の6時に取材開始。
ところが、やっぱり海は小魚たちの楽園となっており、最初に入った砂取港をはじめとして小メジナやシマダイのオンパレード状態。
海面には無数のイワシが泳いでいて、これをかわすのも大変だった。
結局、乙浜から野島、洲崎、香谷、館山、そして岩井袋まで小刻みにランガンしてみたものの(走行距離150キロ!)、夕方までに釣れたのは小魚ばかりが50匹ほど。五目は余裕で達成できたものの紙面的には、ちと不満。
またしても、小物たちの嵐でした(これも楽しいんですけどね)。でも、釣っている人はいるもので、50センチ級の大型ブダイが堤防で釣れていてビックリ!
久しぶりのボート釣りは、お約束の轟沈!
釣行日 | 10月下旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県 房総・岩井沖 |
天候 | 小雨のち土砂降り・気温16度・長潮 |
釣果 | 撃沈! |
釣り方 | ルアー竿1.6m+PE0.6号 |
エサ・ルアー | メタルジグ、ペンシルベイト、エギ |
料理 |
週末に天気が崩れるのは何故? 超不完全燃焼のボート釣りなのだ…… この10月の房総半島は、週末アングラーにとっては最悪の巡り合わせだった。なにしろ、すべての週末がことごとく悪天候に見舞われる始末。
我々の釣り会で予定していたトーナメントも、ナント3週連続で中止である。雨・雨・雨!
本来なら、青物やアオリイカの絶好期を迎えて、爆釣気分を思い切り堪能していたはずなのだが……。
この日も、某雑誌に掲載する都合で無理矢理日程を組んだのだが、例のごとく冷たい雨がそぼついている。しかし、「まあ、この程度の小雨ならOKでしょ!」とのW氏の心強い言葉で、早朝の薄暗い海へと出航したのだった(泥沼への序章か?)。
最初に向かったポイントは、浮島近くの根まわり。
この周辺は東京湾を代表するクロダイ釣りのメッカで、W氏にとってはカカリ釣りのホームグランドでもある。しかし、今回の狙いは、イナダ&カンパチ。
じつをいうと、別の取材で9月にここに来たときに、イナダやソウダガツオ、そして小型のヒラマサを激釣していたのだ。地元漁師の情報でも、この秋は房総一帯でイワシが大量に発生していて、それを追って青物たちもどんどん湾内に回遊してきているのだそうだ。
ところが今日に関して言えば、ポイントに到着するまでの航程20分間、ただの一度もナブラを見ることはなかった……。
漠とした不安を抱きながら魚群探知器のスイッチを入れてみると、水深18mの表層からボトムまで、一応、イワシらしき反応が出ている。
W氏がその正体を調べようとサビキのフラッシャー釣法を試してみるが、全然食いつかない。一体、なぜ?
それから、根回りを流しながらジギングを試してみたり、シンキングペンシルやミノーをキャストしてみるが、まったく反応はゼロである。先月の爆釣劇は何だったんだろう?
ふたりが徐々に焦りはじめるのと同調するかのように、次第に雨足も強くなってくる。
こうなれば、過去の実績十分のアオリイカに賭けるしかない。
というわけで、今度は高崎港の西南にある平島方面へボートを走らせる。
スピードを上げると、雨粒が雹のごとく顔面を直撃してくるのが辛い。
そして、ようやくポイントへと到着した頃、天候は本格的な土砂降りと化し、北東の風もビュンビュン状態になってしまった。
こうなると、とてもエギングを楽しむどころじゃない。というか、撮影用のカメラ機材もあわや水浸しの危機である。
未練一杯だったが、魚の気配も皆無なので早上がりを決断したのだ。
帰航後、竹岡にあるラーメン屋・梅乃家に立ち寄って、同店名物の梅酒割りをちびちびやりながら、性懲りもなくリベンジを誓うふたりであった。
(ちなみに、翌日は晴天・無風の絶好のボート釣り日和となり、アオリやらイナダやらカワハギやらが激釣だったとのこと。爆!)
今月のボート釣りは、雨で中止がナント5回! 当分、自粛するかな……
岩手県で一升瓶サイズのアイナメが爆釣!
釣行日 | 11月上旬の3日間 |
実釣時間 | 12時間ほど |
場所 | 岩手県 宮古 |
天候 | 晴れ・気温7〜16度・大潮 |
釣果 | アイナメ、ソイ、ほか |
釣り方 | ルアー竿2.1m+フロロ16ポンド+ヘビキャロ |
エサ・ルアー | ワーム4インチ |
料理 | リリース |
岩手の川は、大型ハゼのメッカでもあったのだ! 最近人気のボートアイナメを狙いに、村越正海さんと岩手県の宮古に出掛けてきました。
恐れていた寒波もなく、連日のポカポカ陽気に気分も爽快。
釣果のほうもバッチリで、50センチ級の巨大アイナメが爆釣! ホント、すごい釣りでした。
村越さんは絶好調で50センチ級を連発! 私も撮影の片手間に、ビール瓶サイズを数匹ゲットしました
ところで、個人的に気になったのが、宮古市内を流れる川でのこと。
河口の岸壁に、早朝から地元釣り師がズラリと並んでいたのだ。
さっそく、背後からチェックしてみると、サビキ釣りでは小型のチカが、そしてチョイ投げでは20センチ超のハゼが爆釣状態!
話によると、ここ閉伊川の河口では、いまの時期に大型のハゼが釣れ盛るのだとか。よし、来年はチョイ投げタックルとノベ竿を持ってこよう。
今シーズンの房総ハゼは、ロングランの様相!?
釣行日 | 11月上旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県 房総・湊川 |
天候 | 晴れ・気温18度・中潮 |
釣果 | ハゼ30匹 |
釣り方 | ルアー竿1.6m+PE0.6号+オモリ1号+ハゼバリ7号 |
エサ・ルアー | アオイソメ |
料理 | 天ぷら |
ファミリーフィッシングにもオススメなのだ! 岩手から帰ってきた翌日、さっそく湊川へハゼ釣りへ。閉伊川ほどの大型は釣れないものの、まあまあサイズのハゼがコンスタントに釣れている様子なのだ。
今年の湊川はハゼが絶好調。ときおり、カイズやコトヒキなども好ファイトを楽しませてくれます!
ここでの釣り方は主に二通り。ベテランに人気なのはノベ竿を使ってのフカセ釣りで、アタリの取り方さえ体得してしまえば、ぶっちぎりの釣果を得ることができる。
しかし、今日は息子も一緒だったので、よりイージーに楽しめるチョイ投げで始めることにした。
まずは、JRの鉄橋まわりを攻めてみると、いきなり強烈なアタリ。さっそく上がってきたのは、手の平サイズのチンチン(クロダイの幼魚)。
続いて、15センチほどのマハゼ。コトヒキ、そしてマハゼ……。
仕掛けをキャストしてからゆっくりサビいてくると、極細PEラインを通して明確なアタリがビンビン響いてくる。これぞ、極細PEラインの醍醐味! ハゼのアタリの意外な強さに、息子も興奮気味だ。
気づいてみれば、2時間ほどで良型のハゼが30匹。
例年だと、そろそろシーズンも終了のはずですが、今年はまだまだ行けそうです!
河口にある神社では、ギンナンもゲット。今夜は久しぶりに「茶わん蒸し」かな?
房総のシーバスは、ハイシーズンに突入!?
釣行日 | 11月上旬 |
実釣時間 | 1時間 |
場所 | 千葉県 内房 |
天候 | 雨のち晴れ・気温20度・中潮 |
釣果 | シーバス、サバ |
釣り方 | ルアー竿2.4m+PE0.8号+リーダー20ポンド |
エサ・ルアー | シンキングペンシル12センチ |
料理 | しめ鯖など |
荒れ模様の海で、60センチ級がヒット(ついでに、サバもヒット!) 今秋は、東京湾のシーバスが絶好調とか。やっぱり、イワシが大発生しているからかな?
ここ内房総でも、堤防やサーフでルアーをキャストするアングラーが激増中。というか、じつは私も先日シーバスを狙って、デカいのを数匹バラしているのだ(一回は、ルアーのフックを折られてしまった……)。
というわけで、今日も仕事を終えてからリベンジへ。釣り場は、ルアー雑誌などでも有名な某所だ。
さっそく、タックルをセットしてからポイントへ向かう。風はほとんどないものの、海は結構なうねりが入っている。状況的にちょっと危険だったので、本命ポイントのかなり手前からのキャストを試みる。
チョイスしたルアーは、遠投性能に優れたシンキングペンシルの12センチ。ラインが細いこともあってフルキャストすると、スプールの下地がうっすらと見えるほどに飛んでいく(ちょっとヤバ)。
ルアーをリトリーブしてくると払い出しの潮がかなり強く、今日もかなり期待できそうな気配だ。
そして10数投目。リトリーブ開始と同時に「コッ、コツ」と小さなアタリ。そのまま、リトリーブを続けると、今度は「ゴツゴツ、ゴゴン!」。同時にロッドを立ててフッキング!「ヒット!」
重量感はそれほどでもなかったが、何度も下に突っ込もうとするので結構楽しめる。
やがて、浮上してきたのは60センチ級。サイズは小さいものの、産卵前のナイスプロポーションのシーバスだった。
続いて連チャンを狙おうとしたが、いつのまにやら海は時化模様。
今日はこれで引き上げようとすると、突如、目の前でナブラが発生。すかさずルアーをキャストすると着水後にヒット! 正体は丸々太った「サバ」でした。房総のイワシは、現在、無尽蔵状態。シーバスも青物もまだまだチャンスですよ!
房総のアオリイカは、ようやくトンカツサイズに?
釣行日 | 11月上旬 |
実釣時間 | 20分 |
場所 | 千葉県 内房 |
天候 | 晴れ・気温10度・小潮 |
釣果 | アオリイカ トンカツ級1パイ コロッケ級2ハイ |
釣り方 | ルアー竿2.1m+PE0.6号+リーダー2号 |
エサ・ルアー | エギ3.5号 |
料理 | リリース |
早朝のエギングは、とっても爽快な気分なのだ! 今日は早朝にひと仕事終えてから、帰りに行きつけのイカ場?に寄ってみた。10月はコロッケ級ばかりだったので釣りを控えていたのだが、そろそろ大きくなっているかな?
沖では、例のごとく青物がボイルしていたので、5分ほどメタルジグをキャストしてみるも反応なし。
そこでエギにチェンジしての一投目。
相変わらず払い出しの潮がガンガンに効いていたので、2分ほどラインを出したままにしておく。続いて、ラインスラックをとってから高速ジャーク&フォール。さらに タマネギのミジン切りジャーク。つぎのフォールでラインが引き込まれる。ヒット!
しかし、上がってきたのは相変わらずのコロッケサイズだ。
つぎのキャストでもコロッケ。そして3投目でようやく小ぶりのトンカツ級。足元にエギを落としてみると、コロッケに満たないマメサイズもワラワラと湧いてくる。やっぱり、まだこのサイズが多いのか……。
でも、早朝の凛とした空気の中でのエギングは、じつに爽快な気分。東京湾越しに見える富士山も最高の眺めでした。イカも、まだまだシーズンは続くでしょう。
今年はイカの数は多いものの、なぜかこのサイズばっかり。でも、シーズンはまだまだ続きそうです!
房総のハゼ、再び爆釣!
釣行日 | 11月中旬 |
実釣時間 | 3時間 |
場所 | 千葉県 湊川 |
天候 | 晴れ・気温16度・長潮 |
釣果 | ハゼ爆釣! |
釣り方 | ノベ竿4.2m+フカセ仕掛け |
エサ・ルアー | ジャリメ |
料理 | 天ぷら |
簡単に楽しめるハゼ釣りも、じつは奥の深い釣りなのだ! 前日は「saltwater」の取材で、村越正海さんとシーバスゲーム(70センチ級ゲット!)。
今日も午前中に撮影を行って取材も無事に完了したところで、「一応、ハゼ竿もってきたんだけど、行ってみない?」と村越さん。で、前回好調だった湊川へ……。
私はいつものノベ竿で、村越さんは中通しの竹竿(気分ですねぇ)で釣り開始。北寄りの風が少々吹いていたものの、陽溜まりの河岸はポカポカ気分。ハゼも先週より心持ちサイズアップしていて、村越さんもご機嫌の様子だ。
ところで、湊川のように潮の干満の影響を大きく受ける河川の場合、潮位や流れ具合によってハゼの着き場はどんどん変わってくる。したがって、一ヶ所に腰を落ち着けて釣るよりは、マメにポイントを探り歩く釣りが断然、有利だ。
また、秋が深まるにつれてハゼのエサの取り方も上手になり、明確なアタリを取っているだけでは思うように釣果は伸びないことも多い。そんなときは、なんか仕掛けの動きが妙だと感じたら、ゆっくりと聞き合せを入れながらアタリを拾っていくことが大切。
このためにも、仕掛けはシンプルかつ軽量なものを使ってみたい。
ちなみに、村越さんはハゼ用三又テンビン+1号ナスオモリ+ハゼバリ7号という仕掛け。私は、ガン玉3B使用のフカセ仕掛け。
(でも、ビギナーの場合は、軽量のウキを使った仕掛けのほうがアタリを取りやすくてオススメです。くわしくは『はじめての釣り超入門』を参考にしてくださいね)。
それからもう一つ、釣果を大きく左右するのが「エサの付け方」。シーズン初期の頃はジャリメを短くカットしてハリ掛けするのが普通だが、いまの時期だと小さいエサにはアタリが出にくい。よって、シーズン後期にはエサを一匹丸ごと使うのが正解なのだ。小さなエサなら2~3匹フサ掛けにしてもOK。ボリュームのあるエサが生き生きと動くことによって、ハゼの食い気も飛躍的にアップするというわけだ。
結局、この時期としては爆釣ともいえる入れ食いに、ふたりとも大いに堪能したのだった……。
房総のイシモチ、久しぶりにワームで爆釣!
釣行日 | 11月中旬 |
実釣時間 | 1時間 |
場所 | 千葉県 内房 |
天候 | 晴れ・気温12度・若潮 |
釣果 | イシモチ爆釣! |
釣り方 | ルアー竿1.6m+PE0.6号+キャロライナリグ |
エサ・ルアー | ワーム2~3インチ(パールホワイト) |
料理 | 刺身、天ぷら、かまぼこ |
ビギナーにもオススメしたい、イシモチのルアーゲーム 久しぶりに、近所の堤防へイシモチ釣りに出掛けてきた。ここ数年、内房ではイシモチの接岸が少なかったのだが、この秋は大きな群れが寄っているのだ。
釣り方は、『はじめての釣り超入門』でも紹介している、ワームを使ったルアーゲーム。イシモチがルアーで釣れることはあんまり知られていないが、実際は簡単にルアーで楽しめる魚なのだ。仕掛けは、中通しオモリ3号前後にヨリモドシを介して、ハリス1.5号+ムツバリ12号を使用。ムツバリを使う理由は、ワームをイシモチに飲み込まれにくくなるため。
ワームの種類は何でもいいが、私のオススメはチューブ系。テイルのあるタイプだと、どうしてもイシモチに引きちぎられやすく消耗が激しくなる。カラーはいろいろ試してみたが、断トツにいいのはパール系。ただし、ニゴリが強烈なときには黒ラメ系も威力を発揮する。
釣り方はルアーをキャストして、海底をズルズルと引いてくるか、潮流のあるときは軽いオモリでドリフト(流す)させるだけでもOK。
そして、この釣りの最大のポイントは「アワセ」。イシモチの活性が高いときには、ゆっくりとワームを食わせてからアワセても釣れるのだが、通常は瞬時に吐き出してしまうことが多い。よって、竿先にアタリを感じたら、即アワセするのがこの釣りのセオリーなのだ。
最初はちょっと難しいかも知れないが、イシモチは群れで行動しているので、アワセに失敗してもすぐにつぎのイシモチがワームに食いついてくれる。ビギナーにとっても、最高のルアーの練習になること間違いなしだ。
というわけで、この日は1時間ほどで30匹のイシモチをゲット。刺し身、天ぷら、そしてカマボコでおいしく頂きました!
晩秋の東京湾で、なぜかシイラが快釣!
釣行日 | 11月中旬 |
実釣時間 | 6時間 |
場所 | 千葉県 内房保田沖 |
天候 | 晴れ・気温12度・中潮 |
釣果 | シイラ、アオリイカ、ホウボウ、カワハギ |
釣り方 | ルアー竿1.6m+PE0.6号、ほか |
エサ・ルアー | メタルジグ、エギ、サビキ、ほか |
料理 | 刺身、漁師汁、塩焼きなど |
久しぶりのボートゲームで、地球温暖化を実感? 10月は徹底的に天候に嫌われた、我々釣り会のボート釣り。
今回は、じつに五度目の仕切り直しとなる釣行で、金谷~保田沖の10~20mラインを流してみた。
まずは、サビキ仕掛けでアジを狙ってみるも、まったくアタリなし。魚探には反応があるのだが、アジじゃないのか?
で、下バリにアオイソメをチョンガケにして下ろしてみると、ホウボウやカワハギ、カサゴなどがポツポツと釣れてくる。
さらに、回遊魚狙いでキャストしたメタルジグには、この時期の内房では珍しい小型のシイラがヒットしてきた。それも立て続けに。
冬も間近だというのに、房総の海にはシイラが群れている。海中から引き上げたルアーを触ったら、やっぱり温かかったのだ…
この日はトンカツ級のアオリイカもヒット!
今年の海は温かいと言われているが、ホント、これまでの釣りの常識が覆されつつある。いずれ、東京湾でもGTゲームができるようになったりして(そんなことないか……)。
各自、そこそこの釣果を上げ、沖上がり後はバーベキュー&漁師汁で締めくくったのだった。
シーバス連発で、リベンジ達成!
釣行日 | 11月中旬 |
実釣時間 | 1時間 |
場所 | 千葉県 内房 |
天候 | 晴れ・気温12度・大潮 |
釣果 | シーバス75cm、65cm |
釣り方 | ルアーロッド8フィート+フロロ8ポンド |
エサ・ルアー | ペンシルベイト9センチ、シンキングペンシル9センチ |
料理 | リリース |
PEラインからフロロにチェンジして納得の釣果 前回の釣行から一週間後にシーバス狙いに出掛けたのだが、3バイト3バラシという散々の結果だった。
フックが甘いのか、タックルバランスが悪いのか、それともアワセが悪いのか……。いずれにしても、このままでは絶対に終われない!
そして今日は無風&凪、しかも、夕方に満潮を迎える絶好のチャンスだ。
で、向かった先は、房総の有名ポイント。
さすがに先行者が3名ほどいたので、まずは、手前のポイントからキャスト。
しかし、潮止まり時刻のせいか潮流がまったく効いていない。
当然、ベイトも皆無で、シーバスが釣れる気配も全然感じられない。
しばらくするうちに、先行者も帰ってしまった……。
そこで、場所を少々移動して、いつもは無視しているシャローエリアを試してみることに。
ここは初めての場所だったのが、シンキングペンシルで状況を探ってみると、ナントこちらはガンガンに潮が効いている。これは、チャンスか?
で、キャストを繰り返すこと数回で、なぜか痛恨の高切れ!(爆)
ラインを回収してみると、PE0.6号の先端がナイフで切られたようになっていた。
なぜ???しかし、時合が到来しているので考える間もなく、車に引き返してリールをチェンジ。
このリールに巻いていたラインはフロロの8ポンド。ラインシステムを組む時間が惜しかったので、先端だけをビミニツイストで長めのダブルラインを作り、その先端にTDペンシルを直結。
その一投目だった。
「ボシュッ!!」
薄暗い海面に反転したのは、良型のシーバスだ。
瞬間、リールのスプールがジリジリと逆転する。同時にスプールを片手で押さえて、何度か鋭くフッキングを入れる。と、ここまでは先週と同じパターン。問題はここからだ。
水深が浅かったので根ズレが心配だったが、何とか足元まで寄せてくると、例のごとく最後の突っ込みが始まる。前回は、これで痛恨の3バラシだったのだ!
でも、なぜか今回はシーバスも素直に寄ってきて、新調した60センチ径玉網にスッポリ収まってくれた。体長76センチ。産卵前のプリプリのコンディションだった……。
口元をみると、ルアーのテールフックが皮一枚でフッキングしていた。これがPEラインなら、とっくにバレていたかも。フロロに交換したケガの功名か?
冬間近の荒食いシーズンを迎えて、シーバスたちの活性もかなりヒートアップしている様子。これから、水温が下がれば、ますますチャンスは広がるでしょう
撮影&リリース後、今度はさらなるシャローにワンダーをキャスト。
ロッドを立て気味にしてデッドスローで引いてくると、またしてもヒット!
さっきより小型だったので、左右のストラクチャーをかわしながら寄せてくる。
こいつもフック1本掛りだったが、なんとかネットイン。体長は65センチ。
その後も、シーバスの気配が濃厚だったのだが、夜に客人が来るためにゲームアップ。
でも、久しぶりに満足できるリベンジだった……。最高!
北浦のワカサギ、好調!
釣行日 | 11月下旬 |
実釣時間 | 30分 |
場所 | 茨城県 北浦 |
天候 | 晴れ・気温8度 |
釣果 | ワカサギ10匹 |
釣り方 | ノベ竿4.5m+市販のワカサギ仕掛け |
エサ・ルアー | ベニサシ |
料理 | リリース |
良型ワカサギを釣るなら北浦へ急げ、なのだ! 大洗での取材の帰り、例のごとく北浦へ寄り道してきた。
湖畔沿いの道を流してみると、地元釣り師らしき人たちが何やら入れ食い状態だ。
興味津々で近づいていくと、体長17~18センチのワカサギ。「今日は昼からいい調子なんだよ」。クーラーを拝見すると、皆、100匹ほど釣り上げている。
濃霧の北浦の湖岸に集う地元釣り師の方々。皆、大型のワカサギを入れ食いで楽しんでました!
で、近場の釣具店に取って返して、ワカサギ用の仕掛けとエサを入手(この店で拙書『川釣りの極意』を絶賛されてしまった。感謝!)。
再び釣り場に戻り、入れ食い集団から少し離れて、さっそく仕掛けを投入してみる。
湖底をオモリで小突きつつ誘いを入れてやると、「コツコツ!」と久しぶりのワカサギの感触。
高滝湖のワカサギも大きいが、ここのも相当デカイ。結構、引きも楽しませてくれるのだ。
地元釣り師の話によると、これから水温が下がれば、まだまだ大釣りのチャンスはあるそうです!
外房のエンピツサヨリも絶好釣!
釣行日 | 11月下旬 |
実釣時間 | 30分 |
場所 | 千葉県・太東漁港 |
天候 | 晴れ・気温12度 |
釣果 | サヨリ40匹 |
釣り方 | ノベ竿4.2m+ウキ釣り仕掛け |
エサ・ルアー | ベニサシ |
料理 | 香草焼き |
ダブルヘッダーで小物釣りなのだ! 北浦でのワカサギ釣りの後、エサのベニサシが大量に余ってしまったこともあって、さらに外房の太東漁港に寄ってみることに。狙いは、このシーズンの名物、ノベ竿で狙う小型サヨリだ。
茨城から南進すると、そこはサヨリのパラダイス。気温もぐんぐん上昇して、やっぱり房総半島は温暖なのです!
夕方、現地に到着すると、予想通り堤防上は大フィーバー状態。
当然、メインポイントは大混雑なので、ほかの場所をチェックしてみると、港内奥の水深30センチ足らずのエリアに大量のサヨリが入り込んでいるのを発見! しかも、周囲に釣り人は皆無。さっそく仕掛けを投入すると、のっけから入れ食い状態だ。
今回の釣り方のキモは、ウキの動きでアワセを入れるのではなく、サヨリがエサに食いついたのを確認してからアワセることだった(ようするに、完全な「見釣り」ですね)。
このとき、水面直下でエサをゆっくり滑走させるように誘ってやると、さらに食いつきがよくなる。
そして、もうひとつのキモは「ハリ選び」。
手返しよく釣るには、カエシのないスレバリかフトコロの小さなハリが断然オススメだ(今回使ったのは「新鮎エサ」)。ハリスも細めがいいでしょう。
ちなみに、エサはベニサシの通し刺しがバッチリで、一つのエサで5~7匹釣れました。
結局、分速1~3匹の怒濤の入れ食いで、今夜のバーベキュー用のおかずをキープ。
この、オリーブ油漬けの生ハーブ炭火焼きは、もう最高でした!
再度のシーバス狙いは……、撃沈!
釣行日 | 12月上旬 |
実釣時間 | 1時間 |
場所 | 千葉県・内房 |
天候 | 晴れ・気温10度・大潮 |
釣果 | サバ |
釣り方 | ルアーロッド8フィート+PE0.8号+フロロ5号 |
エサ・ルアー | TDペンシル、SSR50、メタルジグ |
料理 | しめ鯖 |
内房では珍しい、寒サバがルアーにヒット! 現在進行中の単行本が、いい加減煮詰まってきた。こんなときは、ぶらりと釣りに出掛けるに限る。で、前回、いい思いをしたポイントへシーバス狙いへ。
海面は凪いでおり、払い出しの潮もガンガンに効いている。
これで釣れなきゃウソだろと、まずはTDペンシルでチェックしてみると、いきなりサバ。
この時期にサバが釣れるのは珍しいが、脂がタップリと乗ったシメサバは絶品なのだ。これは迷わずキープ。
12月に入っても、サバが釣れ続くとは。たしかに、海水も魚も触ってみると温かかった。こんな年、初めてかも知れないなぁ
しかし、その後はいろいろな攻め方を試すも、シーバスからの反応はない。
ミノーやシンキングペンシル、バイブレーションでもダメ。
ときおり、イワシの群れが水面でボイルするのは、やっぱりサバか?
で、メタルジグの高速引きを試してみると、やっぱりサバだった(汗)。
ここ数年、東京湾のサバが復活してきて、松輪瀬のサバなども築地で高値取引されているとか……。
サバ好きの我が家では、シーバスよりサバが喜ばれるのだが、やっぱりシーバスも釣りたいなあ。
またまたシーバス狙いで、SABA!
釣行日 | 12月上旬 |
実釣時間 | 30分 |
場所 | 千葉県・内房 |
天候 | 晴れ・気温8度・中潮 |
釣果 | サバ |
釣り方 | ルアーロッド8フィート+PE0.8号+フロロ5号 |
エサ・ルアー | TDペンシル、SSR50、メタルジグ |
料理 | しめ鯖 |
まだまだ、連れ続くサバ・さば・SABA! 性懲りもなく、またまたシーバス狙いへ(半分はサバ狙い?)。
で、今回もTDペンシルからキャスト。海面は凪で、いかにも「ドバーン!」と魚が出そうな雰囲気だ。
しかし、いきなり「ドッパーン!」と出たのは、またしてもサバ。
そして、この日も一度だけ「コツコツ」とシーバスらしきアタリがあったものの、釣果はゼロでした……。
それにしても、このSABAフィーバー、いつまで続くんでしょうか?
TDペンシルをガップリとくわえ込んだサバ。こいつも脂がタップリと乗って最高の味でした!
ゴムボートで、カカリ釣りにチャレンジ!
釣行日 | 12月中旬 |
実釣時間 | 4時間 |
場所 | 千葉県・金谷沖 |
天候 | 晴れ・気温8度・若潮 |
釣果 | カワハギ、メバル、カサゴ、ベラ多数 |
釣り方 | かかり竿1.6m+フロロ1.75号+チヌバリ5号 |
エサ・ルアー | オキアミ |
料理 | 肝和えほか |
五目釣りは楽しめたが、クロダイは……撃沈! ここ数年、楽しみにしている秋のカカリ釣り。
今年はシーズンを逃してしまったので、12月に入ってからインフレータブルボートでチャレンジすることにした。相棒は、例のごとくカカリ釣りの名手・W氏だ。釣り場は、多少なりとも風を防げる金谷沖。言わずと知れたクロダイ釣りのメッカである。
マイボートでのカカリ釣りは初めてだったが、「まあ何とかなるでしょ!」という軽いノリでボートを組み立てる。
ところが、チューブを膨らませるための足踏みポンプが故障しており、出航の準備だけで小一時間も消耗してしまった。
二人とも汗だくになりながら(冬なのに……)、何とか組み立てたボートにタックル一式とダンゴエサ、そして大人二人が乗り込むと結構手狭だ(一応、4人乗りなのだが)。ただ、船外機の調子は良く、フェリー航路脇の水深12mラインまでは15分ほどで到着できた。
冬の海にゴムボートを漕ぎ出す。こんな釣り、わざわざ寒い時期にやんなくてもいい気もしたが……
魚探で、ほどよく根が点在しているスポットを探し出し、2本のロープでアンカーリング。
さっそく竿を出してみると、いきなりのアタリでベラが連発する。
そして、メバルやカサゴ、良型のカワハギなども混じり、何だか魚の気配は最高だ。
しかし、その後も五目釣り状態は続くものの、本命のクロダイは一向に顔を見せない。
そして、お約束の西風が徐々に強くなり始める……。
こうなると、小さなボートでは続行不能!と、そそくさと沖上がりすることにした。
春になったら同じポイントで本命が出そうなので、それに期待しよう。
ボートが浜辺に到着したときには、すでに海は激荒れ状態。5分も判断が遅れていたら、たぶん無事では済まなかったはず。
みなさんも、マイボートで釣りを楽しむときは、決断を誤らないようにしましょうね。
で、帰港後はW氏の自宅でビールを飲みつつ、カワハギのキモ和えを堪能する。そのうち、女房&子供たちも乱入してきて、ちょっと早めの忘年会になってしまった……。
内房のシーバス、大爆発! 70~80cm級が100本超!
釣行日 | 12月中旬 |
実釣時間 | 3時間 |
場所 | 千葉県・内房 |
天候 | 晴れ・気温8度・大潮 |
釣果 | シーバス爆釣! |
釣り方 | ルアーロッド8フィート+PE0.8号+フロロ5号 |
エサ・ルアー | メタルジグ |
料理 | ムニエルなど |
眼前の海一面が、大型シーバスのボイル、ボイル、ボイル!! 発行部数30万を誇るという一般雑誌が、我が家の生活や仕事を取材するためにやってきた。庭や仕事場での撮影を終えた後、当然、釣りのシーンも撮影することに。
しかし、当日は朝から強烈な北風が吹き荒れ、海は激荒れ状態(しかも、この冬一番の冷え込みだったとか……)。
堤防上まで激しく波が打ち寄せ、とてもじゃないが撮影は不可能だ。しかたなく、小さな港内と海岸で撮影を済ませて、再度、自宅での撮影へ……。
そして、車に乗り込もうとすると、遠くの視界の端に何故かタダならない気配を感じる。あらためて遠望してみると、尋常ではない規模の鳥山が立っているではないか!!
撮影班に頼んで、さっそくその現場へ急行してみると、あたりは一面の鳥山。
そして、シーバスのボイル、ボイル、boil!
文字通り、大型のシーバスが海一面で沸騰しているのだ!
この状況を見て、血が騒がない釣り人はいないだろう。
しかし、取材中の手前、そのときは後ろ髪を引かれつつ自宅に戻り、昼までに撮影を終わらせることにした。
鳥山を追いかけて砂浜をダッシュした人は、超弩級の大フィーバー! で、午後になって、速攻で現場へ引き返す。相変わらず海は激荒れ状態だったものの、シーバスのボイルは午前中以上に激しくなっている。
堤防上では、ウエーダー&ライフジャケットという完全装備のアングラーたちが、総勢すでに20人ほど。
全員、波しぶきでびしょ濡れだが、あちこちのロッドが満月のように海面に突き刺さっており、ほとんどカツオの一本釣り状態だ。
さっそく、私も参入。ルアーは強風&激荒れを考慮してメタルジグをチョイス。ほかのアングラーも、ほとんどメタルジグを投げていたようだ。ナブラに向かってフルキャストし、リーリングを開始するといきなり強烈なヒット!
細身のシーバスロッドがバットから絞り込まれる。重い。
サイズもいいのだろうが、海が激荒れしていることもあって、なかなか寄ってこない。
しかし、あんまり遊ばせていると周囲のラインと交錯してしまう。
強引にゴリ巻きで寄せてくると、浮上したのは70センチオーバーのプリプリのシーバス。
ランディングで大波を被ってびしょ濡れになりがらも、何とかネットイン。
体高もヒラスズキのように幅広で、最高のコンディション! こりゃ、引くわけだ。
その後も、ヒットは無数にあり、身も心も完全燃焼したのだった。
ちなみに、遠くで発生した鳥山を追いかけて砂浜をダッシュしていた若いアングラーたちは、皆、20本以上の大型シーバスを釣り上げていた。釣り場全体では、100本以上は上がっていただろう。それも、どれもがビッグサイズばかり。
こんな大フィーバー、地元の漁師も初めて見たとか……。
ところで、現在『Saltwater』というルアー雑誌で料理の連載をしているので、一本だけキープしてきたシーバスで、ムニエルや刺身、香草焼きなどを作ってみた。撮影後、息子たちに試食してもらった反応は、「激ウマ~!!」。
確かに、脂がタップリ乗っていて、究極ともいえる最高の味でした。
内房のシーバス、大爆発!【燃え尽き編】
釣行日 | 12月中旬 |
実釣時間 | 3時間 |
場所 | 千葉県・内房 |
天候 | 晴れ・気温8度・大潮 |
釣果 | シーバス |
釣り方 | ルアーロッド11フィート+PE1号+フロロ5号 |
エサ・ルアー | メタルジグ |
料理 | ムニエルなど |
またしても、大型シーバスが爆釣! 完全に燃え尽きました 通常だと、昨日のような大フィーバーは一日限りということが多いのだが、もしやと思って再度出掛けてみることに。今回は、W氏も同行だ。
現場に到着すると、昨日ほどではないが鳥山が立っている。そして、堤防の先端にはアングラーがちらほら。
挨拶しようと近づいてみると、ナント知り合いのダイワのフィールドテスター、T氏御一行である。
聞いてみると、やっぱりこの鳥山を発見して急行したとのことで、すでに大型シーバスを6~7本上げていた。
彼らは水戸からの遠征中で、房総を点々としているときに、偶然、この大沸騰に出くわしたとか。
恐るべき嗅覚、恐るべし行動力。やっぱり、釣りが大好きな人っていうのは、こういう出会いに恵まれることも多いんですよね。
と、長々と雑談していたら、今度はプロアングラーのO氏が登場。やっぱり、来るべく人は来るのか……。
さて、さっそく釣りをはじめたW氏は、最初こそノーバイトの時間が続いたものの、シーバスの群れが回遊してくると怒濤の連続ヒット。満面の笑みで、「今日は、嫁さんに自慢できるぞ!」。
私にも70センチ級がヒットしてきたが、昨日からの連続ヒットと重いメタルジグのフルキャストを続けていたせいか、ついにロッドがベシッと折れてしまった(涙)。
しかたなく、予備の11フィートのロッドにチェンジすると、こっちのほうが向かい風ではロングキャストしやすかった。
それからは、怒濤の5連チャン。どれもデップリと太った70センチオーバー。
メタルジグはすでにボロボロだったが、そんなの全然関係なくヒットしてくる。
ただし、シーバスたちが捕食しているのは、小型のトウゴロウイワシだった様子で、多少、飛距離を犠牲にしてでも小さめのメタルジグを使ったほうが、圧倒的にヒット率は高かったようだ。
もちろん、アシストフックも必須。
海が激荒れだったせいもあるが、これにフッキングさせないと取り込み時に半分以上はバレてしまうのだった。
腕はすでにパンパン状態。でも、笑いが止まらない。
こんなこと、あるんですねぇ~。もう、燃え尽きました……。
W氏も70センチ級を連発させて、大満足でした。
ちなみに、ウチの嫁さんの情報によると、近くの定置網にも怒濤のごとく大量のシーバスが入っているとか……
ちなみに、ダイワのT氏御一行は暗くなるまで粘って、92cmをゲットしたそうです。脱帽!
三浦半島のカワハギ納会に参加してきました
釣行日 | 12月下旬 |
実釣時間 | 7時間 |
場所 | 神奈川県・城ケ島沖 |
天候 | 晴れ・気温3度・中潮 |
釣果 | カワハギ9枚、ベラ多数 |
釣り方 | カワハギ竿1.7m+PE0.6号+ハリス2号+ハゲバリ6号 |
エサ・ルアー | アサリ |
料理 | 刺身など |
やっぱり、カワハギ釣りは奥が深いのだった…… 今日は、村越正海さん主催のカワハギ納会に参加してきました。
今年の開催地は、三浦の城ケ島沖。昨年の小田原沖での納会は4匹と惨敗していたので、今年はせめてツ抜けはしたいぞ。
早朝、現地に集結したのは、釣り業界関係者18名。
くじ引きで決まった私の釣り座は、左舷大ドモだ(ラッキー!)。お隣は、初対面の御同業O氏。
海は凪、無風。遠くに、富士山や冠雪した北岳が見える絶好の天気だ。
ひと流し目は、城ケ島灯台を眼前にした水深30mライン。すると、さっそくバスプロのM氏が本命をゲット。こっちは、まだO氏と話し込んでいる最中なのに……。負けじと、こちらも仕掛けを投入。
すると、続いて村越さんもナイスサイズを釣り上げる。というか、周囲を見るとあちこちで本命が上がっているではないか……。釣れていないのは、左舷トモの二人だけ?(汗)村越さんの冷やかしの中、手返しのピッチを上げる二人。
と、O氏のロッドが大きく絞り込まれた。「来たみたいですよ~」。
本命を釣り上げたO氏の「頑張ってくださいね~」の一言で、少々、あせり始める五目釣り師。
まあ、まだ始まったばかりですからね。
しかし、釣り開始2時間は釣果ゼロ。なぜか、私の竿には本命の魚信がこないのだ。
で、それまで竿下を誘い釣りしていたのを止めて、遅ればせながら仕掛けを10mほどキャストする作戦に変更した。着底後は仕掛けを這わせてから、ゆっくりと聞きアワセしてみる。これが功を奏したのか、ようやく本日の一匹目をゲット。つぎのキャストでも本命が釣り上がる。今日は這わせ釣りがパターンか?
しかし、魚の活性自体が渋いのか、その後は本命が釣れるものの1時間に一匹というスローペース。
それでも本命らしき魚のバラシが連発したので、ハリの種類やサイズをいろいろと変えてみたのだが、どうもノリが悪い。
周囲の様子もポツポツ程度で、O氏も私が一匹釣ると追従するというペース。
結局、始終状況の変化はなく沖上がりを迎えたのだった。
釣果は、スピニングタックルで広範囲(20mぐらいキャストしてました)を狙っていた村越さんが13匹でトップ。さすがです。
私は9匹。ツ抜けならずも、何と5着だ。もっと、いろいろと工夫していれば……、あのバラシ連発がなければ、ひょっとして……。まあ、カワハギ釣りは奥が深いってことですね。
南房総でノベ竿の小物釣りを満喫……
釣行日 | 12月下旬 |
実釣時間 | 2時間 |
場所 | 千葉県・野島崎 |
天候 | 晴れ・気温6度・中潮 |
釣果 | メジナ多数、ベラ少々 |
釣り方 | 渓流竿4.4m+ナイロン1号+ハリス0.6号+ヘラバリ6号 |
エサ・ルアー | 大粒アミエビ |
料理 | 刺身、塩焼き |
小物釣りって、やっぱり楽しい! 今年も残すところあとわずか。
先日のシーバス爆釣、そして昨日の船カワハギなどで釣り納めにしてもよかったのだが、やっぱり、最後は「房総爆釣通信」らしく(?)というわけで、房総のノベザオ小物に息子たちと一緒に出掛けてきました。当日は結構な北風が吹いていたので、多少なりとも風を避けられる野島崎方面へ。
しかし、港に到着すると正面から強風を受ける形になってしまった(さむ~)。
冷たい風を顔に受けて、息子たちも震えている。まあ、子供は風の子、これぐらいは大丈夫でしょう。
で、速攻で仕掛け作り。
ミチイトはナイロン1号、ハリスはフロロの0.6号が、我が家でのノベザオ小物の目安。
これぐらいの細イトでも、30センチ程度のメジナは十分に獲れるのだ。
ミチイトはナイロン1号、ハリスはフロロの0.6号が、我が家でのノベザオ小物の目安。
これぐらいの細イトでも、30センチ程度のメジナは十分に獲れるのだ。
ハリは、お約束のヘラバリがベストチョイス。カエシがないスレバリなのでハリ掛りが最高だし、手返しも断然、速くなる。服に引っ掛かったときでに簡単に外せることも、ビギナーにお勧めする大きな理由なのだ。
そして、今回コマセに使ったのはコレ。1/3ほどをバケツ一杯の海水で薄めて少量ずつ撒くと、潮下にいたメジナやウミタナゴなどが寄ってくるのだ。常温保存OKなので、車に常備しておくといいかも。
結局、堤防の付け根にサラシの湧いているスポットで、小メジナやキュウセンの入れ食いを楽しんだ息子たち。
メジナは塩焼きで、キュウセンは刺身でおいしくいただきました。
ノベザオの小物釣りは誰でも手軽に楽しめるし、何といっても高い確率でお土産をキープできるのが嬉しいですよね。来年の初釣りも、やっぱりコレかな?
そして、最後は近所の海岸でゴミ拾い(処分の関係で、我家の庭で燃やせるゴミだけでしたけど)。
最大でも手の平サイズのメジナ釣りでしたが、今年最後の釣りを十分に楽しめました。来年も、よろしくお願いします!